見出し画像

先週のショートショート【05月02日~05月8日】

■2022年05月02日(月)
妻からのお題「天井」。天井裏になにかがいるというのはよくあるアイデアだなあ。困った。それ以上、発想が広がらない。害獣を駆除しているニンゲンもじつは天井裏に棲みついている害獣だったという話が書きたかったが、うまくいかない。人間以上の存在を思いつかなかった。結局、宇宙人の話にする。タイトルは「駆除」。

■2022年05月03日(火)
妻からのお題は「チラシ」。時間はあったのに悩み続ける。「チラシ配り」。チラシを受け取る人が配る人になるだけの話。発展性なし。「チラシを捨てる」。芝居の予告のチラシに凝ったものが多いので、その再利用の話を書いてみたが、これもまとまらず。書けないまま、Clubhouseの時間が来てしまった。思いきってルーム中に短いものを書く。受け取ったチラシが読めないという話。タイトルは「新規開店」にする。結局、これを読む。もうすこし面白くなりそうな気がする。

■2022年05月04日(水)
妻からのお題は「丼」。丼→出前→ドローンという順番にイメージを膨らませ、書き出してみる。淡々とした日常の描写になった。出前にドローンを使わなければならない背景を考えると、へんにストーリーを作る必要はない気がする。

■2022年05月05日(木)
妻からのお題は「ヨーヨー」。なにも思いつかなかったので「乗り換え」に変更してもらう。最初はなにか神様みたいな存在が次々に人を乗り換えていく話を考えていたがうまくまとまらず、駅を乗り越す話を書き始める。どんどん家からも会社からも離れてしまい、どうしようもなくなるところまではいいが、うまくオチない。Clubhouseが始まってからも延々と書き直し、なんとかまとめる。タイトルは「乗り換え駅」。

■2022年05月06日(金)
妻からのお題「紙袋」は一週間前に出ていた。たったらもうすこし早くに書き始めたらいいのにどうしてもギリギリになってしまう。一本、「宇宙人たち」というのを書く。出だしは面白く尻つぼみ。ダメだなあ。書き直す。妻との会話を入れたからか、妻の評判はよくない。ショートショートは閉じ方が難しいなあ。タイトル、いいものを思いつかず暫定的に「ハンター」とする。朗読して問題点が見えた気がした。面白さが絞りきれていない。

■2022年05月07日(土)
妻からのお題は「発酵」。発酵の仕組みは難しくて理解できない。人に有用なのが「発酵」で、有害なのが「腐敗」というのは面白い。ぬか漬けの話を書くことにした。ぬか漬けと宇宙ステーション。取り合わせはいいのだが、展開がうまくいかない。タイトルは「ぬか漬け」。

■2022年05月08日(日)
妻からのお題は「レシート」。うちの近くに世界で唯一であろう「執筆カフェ」がある。はじめて行ってみた。その前に牛丼屋に行き、公園を散策してアイデアを考えていたせいもあるだろうけど、書き始めたら45分で完成した。現実の影響を受けすぎかもしれない。タイトルは「セット料金」。妻は、妻ものが嫌いなので、ルームのみなさんに判断していただいたらいいでしょうと冷たい反応。ルームではウケた。

■まとめ
最近、構成がうまくいかないことが多い。じっくり時間をかければいいかというと、そういうわけでもなさそうだ。起承転結を求めているわけではないけれども、序破急くらいはあったほうがいい。次回(金曜日)の課題は「消せるボールペン」で、焦点が非常に狭い。これで書けたらすごいな(書かなきゃならないのだが)。

次週
前週

この記事が参加している募集

#振り返りnote

85,359件

新作旧作まとめて、毎日1編ずつ「朗読用ショートショート」マガジンに追加しています。朗読に使いたい方、どうぞよろしくお願いします。