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先週のショートショート【24年04月28日~05月03日】

■2023年04月28日(日)
Chiakiさんからのお題は「モップ」。無人のビルを掃除する話を書く。前半、設定部分が長くなりすぎ、書き終えてから全部削除する。読めるレベルになったかなあ。不安だ。書いていることの半分くらいは実話である。タイトルは「お世話係」にしてアップロード。

■2024年04月29日(月)
keikoさんからのお題は「サロン」。アイデアが下りてこない。こういうときはとにかく書き出してみることだと思うが、魅力的な一行目が出てこない。次々と平凡なセンテンスがつながる。これではいけない。時間超過。ルームを始めながら、ずっと書き始めた話をどうしようか試行錯誤していた。書き終えたのは、ルームが終わったあとである。固有名詞に頼り過ぎとか、オチが弱いとか数々の欠陥があるものの、これ以上いじれない。不要な文章を削って「無言の時間」というタイトルをつける。話が割れていると感想をもらい、全体の三分の二を占めていた西村賢太サロンの話をばさっと切った。

■2023年04月30日(火)
keikoさんからのお題は「テキスト」。考えているうちに時間を浪費した。サブ候補としてもらっていた「チラシ」に切り換える。「チラシの裏に書いとけ」とよく言うが、そのままの話になってしまった。それこそチラ裏話である。タイトルを「長い道のり」にしてアップロード。人名はサトウにしていたが、妻のアドバイスに従い、イチローに変更。このレベルじゃダメだなあ。最近、いくら書いてもオチを思いつかない。

■2023年05月01日(水)
keikoさんからのお題は「レインスティック」(カホン)。アフリカ発祥の民族楽器だ。雨乞いに使うものらしい。雨乞いからなにかアイデアがでないかと試行錯誤しているうちに居眠りしてしまった。結局、なんの意味もない話を書いてしまう。意味ありげで空疎ってのはいちばんよくないね。例によって雰囲気のみ。「嘘の雨音」というタイトルをつけてアップロード。

■2023年05月02日(木)
keikoさんからのお題は「ヨガマット」。ヨガについて調べようとして頭がくらくらしたのだが、身体を鍛える現代ヨガは、過去の精神的なヨガとはほとんどつながっていないらしいので、そこは助かる。マットと入ってるくらいだから、身体的なヨガのことだけ考えればいい。鶴になりたい女の子の話を書くことにする。もっと簡単に素描したかったが、長くなった。「鶴になりたい」というそのままのタイトル。あとからシンプルに痩せるマットの話にしたほうが展開したのではないかと後悔する。

■2023年05月03日(金)
keikoさんのお題は「写真集」。3時間かけてなにも浮かばない。聖地巡礼の話を書く。でっち上げ感がすごい。もうタイトルを考える力がなかったので「聖地巡礼」にしてアップロードする。不調。

■まとめ
ぜんたいに不調としか言いようがない。どうやってショートショートを書くのか、わからなくなってきた。いまほしいのは構造とオチである。読み終えてなにかしら「ああ」と腑に落ちなければ、読む価値がない。頭が動いていない感じがする。この不調はどこから来るのか。時間はあるのに書けないってのはつらいなあ。あ、ひとつ愚痴。noteにはフリー画像を貼り付ける機能があるのだが、最近、AI生成のイラスト(とくに女の子)が増えてきてつまらないことおびただしい。正直いって迷惑だ。

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