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岸田訪朝と統一教会

2024/02/17

https://www.youtube.com/watch?v=FC6LtEWQbu8&t=2s

最近話題になっている岸田首相の訪朝の狙いは、今の裏金問題をいかに誤魔化すかだ。北朝鮮に行き拉致被害者を取り戻したいかのようなポーズを取れば、落ち込んだ支持率を回復できるのではないかと見込んでいる。その魂胆がうかがえる。 

そうしたことを行ったのは元首相小泉純一郎だった。日本は今も同じことをそのままやっている。保守派に受けるようなことを言って、靖国神社に参拝し、拉致被害問題だと言って北朝鮮に行き、お金を出して何人か連れて帰ってくる。そうすれば支持率が一気に回復し解散、選挙もうまくいく。そういうルートを辿ろうとしている。 

岸田首相の自信満々の裏側に、北朝鮮を訪問することで一気に支持率を回復できるという読みを感じる。以前、小泉政権の時に成功しているからだ。そこまで国民が易しいかどうかは別にして、彼の中ではそう読んでいる。 

小泉が郵政民営化の時に、国民にその是非を問うと言って、解散、選挙を打ったことと同じことをやろうとしていると考えれば、やはり今の岸田政権は森、小泉、安部のラインに乗っている状態だ。 

北朝鮮に行けばお土産を要求され、何兆円ものお金が議会を通さずに払われてしまう。それなのに能登半島復興に別に財源が必要だとなってくるであろう。 

しかも、財務大臣が裏金議員の脱税行為に納税を求めるのかという質問に対して、そういうことをする気はない、派閥の問題は派閥で解決すべきである、と言ったが、そういう問題ではない。これは脱税であって派閥とは無関係だ。脱税の問題は国税庁が調査して課税し、納税を求めるべきである。自分のポケットに入れたのであれば、それは所得である。所得、贈与であればそれにふさわしい課税をして、納税させなければならない。そして延滞金もつけて払わさなければおかしい。財務大臣が脱税を認めて国民に納税を求めるなどということはあってはならない。 

金正恩の妹の金与正が拉致被害問題に触れるのをやめろと言っている。これもどこか演出に見えはしないか。強硬な姿勢を示しておいて、日本に身寄りのない拉致被害者を 2、3人だけ返し、自分の意思で戻ってきました、というストーリーで取り戻す、そういうことを考えているのではないのか。 

林官房長官が、北朝鮮との話し合いにあらゆるチャンネルを使って取り組んでいるという話をしているこのチャンネルの一つは統一教会ではないか。統一教会は今まで最も日本の右派の中に入り込んでいる勢力だが、彼らは北朝鮮のエージェントなのだ。韓国に拠点を置いてはいるが、北朝鮮に送金し続けているエージェントだ。韓国でもいろいろな政府関係者と話をして確認したのだが、やはりあれは北朝鮮のエージェントであって、韓国のものではないということである。 

統一教会は浙江財閥と関係が近い蒋介石と連携していたから、蒋介石の勝共連合とも連携をしていた。その統一教会が韓国系ではなく、北朝鮮と台湾のジョイント・エージェントであると見做す方が自然ではないか。でなければ、岸信介元首相にどのようにしてコネクションを持ったのか全くの謎である。勝共連合の蒋介石経由だったと考えればそれなりに説明がつく。 

従って、この問題もマッチポンプで、慰安婦問題も台湾と北朝鮮がそれを宣伝している。韓国で活動している慰安婦問題の活動家は北朝鮮系が多い。またアメリカで慰安婦問題を宣伝しているのは台湾系、国民党系である。 

日本の右派と韓国の左派は慰安婦問題などでも頻繁に衝突しているが、それもマッチポンプである。裏で仕掛けているのが同じグループの人たちで、フロントで闘っている人たちは裏の構造を知らないとは思うが、やはり仕掛けられているという感覚はある。

今回の拉致被害もやはりどこかおかしい。拉致議連があるのに全然動いていないからだ。そもそも名ばかりではないか。もちろん一生懸命やっている人たちは真剣に取り組んでいるのだが、政治家がその政治力を使って、この拉致被害問題を解決しようとしてきたように見えない。 

そうしたいろいろな違和感がある中で、これまで全く興味を示してこなかった岸田首相が、いきなり北朝鮮を訪問して拉致被害問題を解決する、というようなこのストーリーは、小泉元首相が行ったものだ。 

統一教会が食い込み、右派の政治家を操っている路線に乗れば、今の支持率低迷も打破し、自分は返り咲ける。そこに彼の計算があると思われる。

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