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石破幹事長から総裁選へ?

2024/05/026

https://www.youtube.com/watch?v=R-7NX2gC7Uw&t=1100s

最近お茶の間を賑わせているのが、補選3選を負けたから岸田さんはそろそろまずいということで、次の総裁選はどうするのかである。補選3選をすべて立憲に持って行かれてしまった。

「補選3選負けたら岸田おろしの風が吹く」とずっと言われており、「いきなり解散選挙をやるのか」とも言われていたのだが、どうもそういう雰囲気でもない。岸田さんはおそらく、訪米の国賓待遇で支持率回復と思っていたかもしれないが、それほど戻らなかった。「ではどうしようか」というのが現状だ。

最近、自民党の党内はかなり忙しいようである。
今後、自民党がどうなるかわからないと、自民党の若手だけでなく中堅も重鎮も同様に感じているようで、皆さん忙しく「どうしよう、どうしよう」と相談して回っている。

6月に解散して、都知事選に解散選挙をぶつけるという噂も出ていたが、おそらくそれはないという人の方が多いかもしれない。岸田さんはいつも自信満々なのだが、おそらく今選挙をしても勝ち目がないから、総裁選ギリギリまで自分は権力の座につく選択をするのではないか、というのが多くの人の見方だ。

ここに来て、小泉純一郎元首相と山崎元幹事長のお二人が、石破茂さんとの食事会を銀座の料亭で開いたという。おそらく金田中岡半本店だと思う。その時に「義理人情を大事にした方がいいと話をした」という内容の記事が出ている。これは面白い。

次の総裁選で誰を立てるのかで、補選の前の「小石河百合子」から補選後は「小石河陽子」になったという話をしたと思う。「小石河百合子」というのは小泉さん、石破さん、河野さん、そして小池百合子さんだ。
そして補選が終わったら、意外と東京15区の補選で都民ファーストが押す乙武さんが票を伸ばせなかった。小池百合子さんの神通力もここまでかということで、総裁候補から小池百合子さんが消えて上川陽子さんになり、「小石河陽子」となってしまった。

そうすると、小泉進次郎さんなのか、石破さんなのか、河野さんなのか、それとも上川さんなのかという選択肢になっている。では石破さんが総裁選に出るのかが次の争点になってくる。

石破さんは一般党員には人気だが、党内でそれほど仲間がいないところがネックになっていて、次の総裁選で20人の仲間をどのように集めるのかが、多くの方が気になっているところであろう。
ただしここで、石破さんはこの料亭での会食の後に、当面は岸田さんを支える方向で話をしたようだ。そして、岸田政権を延命するために幹事長にするのではないかと言われている。

次に、小泉進次郎さんだが、父親の純一郎さんはまだ総裁選に出したくないようだ。
まだ若すぎることと、安倍政権の時に進次郎さんが環境大臣に抜擢されてすごく出世したかのように見えたが、大臣になったことで注目を浴び、セクシー発言や小泉構文発言を面白おかしくレッテル張りをされ、ネガティブキャンペーンをやられた。それなので、もう少し勉強して成長するまでは総裁選に出したくない。これが父親の小泉純一郎さんの戦略のようだ。

では、河野さんはどうだろうか。小泉純一郎さんと山崎拓さんは、おそらく河野さんや上川さんをあまり支持していない。それよりも石破さんをきちんと説得した方がいいのではないかという方向に動いているようだ。

私としても「えっ、石破さんなのか」という感じだ。しかしよく考えたら、石破さんは右派からは結構叩かれているが、石破叩きを仕掛けたのも結局は安倍さん関係の人たちだったらしく、安倍さんがライバル叩きを仕掛けていたことのようだ。

私は政治に詳しくないので、石破さんの実績をあまり知らない。
小泉純一郎さんはメディアの動きを警戒して進次郎さんをまだ出したくない。だったら石破さんでいいのではないかと考えて押しているようである。
石破さん自身は、仲間がいなくてどうしようというジレンマを抱えている。

それでは日本はどうなるのだろうか。岸田さんだと持たない。確実に下野するだろうと言われている。苦肉の策として石破さんの名前が挙がっているのは面白い。

高市早苗さんという声も挙がっているが、いろいろな派閥が解消になった今、高市さんが安倍さんのサポート無しに総裁選に出て来られるかというと、それはそれで難しいのではないかと思う。
高市さんが前回の総裁選に出られたのは安倍さんの力があったからだ。安倍さんがいない今は、やはり萩生田さんが安倍派を牛耳っているような状態で、萩生田さんからすれば高市さんはライバルのようなポジションなので、推すことについては疑問に思う。

大統領制ではないので、国民がその人に直接投票することができない。自民党の党員が誰を総裁にするのかを決めることになる。

■    政経プラットフォーム

政経プラットフォームを始めて1ヶ月ほどが経ったが、とても感慨深い。5万人だったチャンネルが今は8万人になった。これは本当に皆さんのおかげである。

私は保守派の言論会からは嫌われ者という立ち位置だったのだが、いろいろな方がこうして出演してくださる。おそらく出演してくださるようになったのは、実はパンデミック条約の関係もある。

主要な右派のメディアはグローバリズム推進派だ。ところが、パンデミック条約反対は反グローバリズムなので、その辺りが分岐点となり、違う陣営が見えてきたのだと思う。

森永先生の話は面白い。それから、キャノングローバルの杉山先生も最高だ。元政調会室長の田村茂信さんもユニークな人で、歌も歌う

鈴木先生が来てくれたのも嬉しい。
私は食料問題で、農業の種苗法や種子法の問題を取り上げたかったのだが、自分で取り上げられるほどの知見がなかった。これを鈴木先生に解説していただいたことは、とても嬉しいことであり本当に良かった。「世界で最初に飢えるのは日本」、これはものすごく大事な話だったと思う。

私の大学の恩師である田村秀男先生にもご出演いただいた。さらには、連続企業家のセオさんだ。経営者と、政治評論家や研究者とは少し視点が違う。面白い視点で話をしていただいたと思う。

そして、石田和靖さんだ。
石田さんとは30歳になった頃に、彼がワールドインベスターズという配信番組をやっている時に何度か遊びに行った。石田さんが今や中東の専門家になったのは本当にすごいと思う。でも、あの時から「この人は中東の専門家になるのではないだろうか」と感じていた。

私は、日本で初の女性首相が出るとしたら加藤康子さんが良いと思っている。加藤康子さんは「絶対に政治家にはならない」と宣言されているので、政治家になることはないのだが、加藤六月元議員のお嬢さんだ。ものすごく頭が良く、産業に対するパッションがすごい。

加藤先生は元内閣官房参与であり、ものすごく活躍された。日本の明治の産業革命を世界遺産に登録したのが彼女だ。周囲が大反対する中で、彼女は一生懸命それをやり遂げた。そしてついに世界遺産になった。
加藤康子さんには経産大臣になってほしい。そのくらい彼女は自動車のことを愛している。

一昨日は、森永康平さんに出演していただいた。森永卓郎先生もすごい方だが、息子さんの康平さんもすごいと思った。バランス感覚が素晴らしい。
彼は積極財政派なのだが、金は刷れば刷るほどいいのだ、という極端な積極財政ではない。緊縮財政派の人たちと色々と議論を重ねて、どこが折り合えるのかの落とし所を探しているとおっしゃっていて、私は共感できた。
極端な話も理解できるのだが、それについていける人がどれほどいるのかという現実問題もある。

私は常に「中道下翼」と言っている。右過ぎない、左過ぎない、グローバリスト過ぎない、ある程度ローカルの人たちのことを見ろという意味だ。森永康平先生もバランス感覚がいいと思った。

そして昨日は、ついに吉野敏明先生に政経プラットフォームに出演していただいた。
吉野先生はすごい。何がすごいかと言うと、私が体調を崩して吉野先生のところに診療に行ったとき、カメラが回っていないのに歴史から何から何までものすごく解説をしてくださった。

吉野先生の博識は凄まじい。歴史と定義がすごい。歴史の知識の量が生半可ではない。
吉野先生の愛読書は中国最古の医学書の『黄帝内経』であるが、これまで「黄帝内経」の話をした人は人生で2人しかいない。吉野敏明先生とジェイソン・ホーだけだ。


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