見出し画像

やりたいこと、やったもん勝ち!

職場で、インナーコミュニケーションツールとして、「かわら版」を作っている。

誌面はA4サイズ両面で、発行当初は毎月、現在は隔月で発行しているミニ情報誌だ。

職場には、イラレもフォトショもなく、予算もないので、パワポとペイントを駆使して、制作している。

これは元々誰かがやっていた仕事でもなく、誰かに依頼されたわけでもなく、自分がやりたくて、上司に提案して実現させた仕事だ。

組織としては、インナーコミュニケーションの円滑化に寄与する具体的な施策ということで、上司のいいねをもらい、ほぼ一任の形で自由にやらせてもらっている。

最初に下調べなどをして企画を立て、構成案を考えてから上司にプレゼン、ゴーサインが出たら取材、撮影、デザイン、校正、確認、発行までワンストップでやっている。

私がやりたかったことは、こんな感じだ。

①頑張ってる人や良い取り組みをみんなに紹介したい
②それが別の誰かの課題の解決に繋がるかもしれない
③コミュニケーションのきっかけになれば嬉しい

管理部門の仕事は、数字で成果が見えないことも多い。影でどれだけ支えていても、日の目を見ることはほとんどない。スポットライトを浴びるわけでも、何か記録が残るわけでもなく、淡々と日々が過ぎていくだけだ。

けれど、私は管理部門の仕事に誇りを持っているし、周りで頑張っている人たちの努力を見える化したい。人がやらないことを引き受けてやっている人たちは、ちゃんと報われてほしい。若い人たちが、希望を持てる組織になってほしい。

部署がいくつもの拠点やフロアに点在し、情報共有がしづらい環境で、だからこそ、シェアしやすいように伝える情報を絞る。そして、メール、電子掲示板だけでなく、実際に各フロアに紙で掲示・配布とあらゆる手段で見てもらえるように発行している。

この仕事をやってよかったことは、その取材のために、事前に自分で下調べをすることで、職場のことや職場を取り巻く社会情勢に関心を持てたり、いろんな打ち合わせや会議、イベントに参加して理解を深められたり、他部署の人に気軽に話を聞きに行けたり、それによって人脈ができたりしたことだ。

仕事を介せば、メンタルチキンの私でも、コミュニケーションが取りやすい。

多分、やらなくても誰も困らないし、やめても文句も言われないような、いわば「余分」な仕事だ。

それでも、じわじわと、「かわら版で初めて知った」「取り上げられて嬉しい」「こんなの載せてみたら?」「取材してほしい」「楽しみにしている」という声が聞こえてくると、できる限り続けていきたいし、私が知って、「おもしろい」「シェアしたい」と思ったことを伝え続けたいと思う。

昨日、新しいネタというか、やりたい連載を思いついたので、来週上司に提案して、やってみようと思う。私も知りたいし、きっとみんなも聞きたいと思う話だから。

仕事は待ってても、降ってはこない。やりたいこと、やったもん勝ち!諦める前に提案してみよう。

#ひとりごと #コラム #仕事 #事務 #コミュニケーション

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?