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家計簿を付け続けるためにできること 5選

「家計簿」と言えば?

「続かない」

なーんて言葉が帰ってきそうなくらい、家計簿が続かないお悩みを持っている人が多いようです。

「家計を管理するには家計簿をつけたほうが良い」というのは、どこでも言われていることですが、実際はなかなかハードルが高いと感じている人が多いみたい。

そこで、この記事では、「どうしたら家計簿が続けられるか」に対して、
5つの提案をしてみたいと思います。

①家計簿をつける目的を確認する

家計簿をつける意味は?

何をするにしても、ゴールを見失わないことはとても大切です。
なんのためにやっているのかがわからないことに、人はモチベーションを感じにくいものですから。
では、家計簿をつける目的って何でしょうか?
それは、人によって違うので、自分はなんのためにつけるのか、をしっかり考えたうえで、家計簿を始めるのが継続の助けになります。

私の家計簿の目的は、教育費の確保のためというのが第一です。
うちには子どもが3人います。彼らが何かをしたいと思ったときに
親なりに精一杯夢をかなえるサポートがしたい。これが家計管理をしっかりしておきたい私のモチベーションです。
そのために、無意識的に無駄にお金を使っていないか、もっと工夫して将来に残せるお金を増やすことができないか、を相談する”相談役”が家計簿なのです。
もちろん、日々の楽しみのためや社会のためにもお金を使っています。
ただ、それを自覚していたい。
そこに自覚があるか?ただ何となく使っていないか?
家計簿はその自覚を高めてくれるツールだと思っています。

あなたの目的は何ですか?

老後のため?
節約のため?
夢をかなえるため?
もっと自分らしい生活をするため?
社会の一員としての責任?

よく言われることですが、動機には、プラスの動機付けとマイナスの動機付けがあります。
プラスの動機付けは、できた時の姿を想像して良いイメージをもって自分を奮い立たせること。
マイナスの動機付けは、できなかった時のマイナスイメージをもって、そうならないようにがんばること。

「安心して暮らせるようになった。良かった。」
という状態を思い描いて家計簿をつけるか。
「やっばーい。もっと貯金できてるはずだったのに。」
となるのを避けたくて家計簿をつけるのもありでしょう。

ただ、長期的に何かを続けるには、プラスのイメージの方が役に立つと言われています。
家計簿をつけたら、どんな良いことがあるか、具体的にイメージしてみると
やる気が出てきそうじゃないですか?

②いつ、どうやってつけるかのルーティンを整える

歯磨きレベルの習慣化

さぁ、家計簿をつけよう!と思ったとき、いつ、どこで、どうやってつけるか、まで決めていますか?
「時間のある時に」とか「一日のどこかで」とかだったら、きっと、そのうち忘れてしまいます。
これまでやっていなかったことは、急にはできるようにならないですよね。

何かを続けるには”意志”よりも、”仕組み”が大切です。
毎日の生活の中に、家計簿をつける時間を無理なくいれるならどこか
しっかり考えてみてください。
できたら、毎日、絶対にすることに絡めるのがおすすめです。

お茶を飲む時間がきまっているならその時に。
夕飯後にドラマを見るなら、それを見ながら。
子どもが宿題をするのを見てあげるなら、自分はその時に家計簿を。

その時、忘れないように絶対に目につくところに家計簿セットを置いておくといいです。お気に入りの箱に入れたりしたら、もっとやる気がでるかもですね。

私はスマホなので、できたら、買い物してすぐに車の中でつけてしまいます。それか、最近は財布を小さなものに変えて、レシートが少しでもたまるとパンパンで使い物にならないので、そのタイミングでぱっとつけちゃいます。
スマホのリマインダー機能を使っている人もいます。
一日の終わり、あるいは決めた曜日などに「家計簿!」ってリマインダーが通知されるようにセットしておきましょう。その場合、そのリマインダーは無視しない、と決心しておいてくださいね(笑)

ある方が、「家計簿は習慣になるとつけるのが当たり前になって、つけないと気持ちが悪いんです。夜、寝る前に歯磨きするのと同じです。」と言われていました。
そうなれば、もう大丈夫です。

③どのくらい細かくつけるか、のルールをゆるめる

無理せずマイルールで

家計簿が続かない人の理由の中に、「どの費目に入れたらいいか、わからない」とか「計算が合わなくて嫌になる」など、聞くことがあります。

そんな時は、もっと基準をゆるくすることをお勧めします。

費目分けがわからなければ、自分で思うようにまずはつけてみたらいいでしょう。自分の家計簿なので、決まりはありません。自分の基準でつけやすくしておくのが一番です。
長くつけていくと、「こうした方がやりやすい」とか「この方がわかりやすい」というように、だんだんと自分なりの基準ができてくるはずです。
その前に、些細なことで辞めてしまうのはもったいないです。

多少、不明金が出てもいい。
不明金は不明金と書いておきましょう。罪悪感を持つ必要はありません。
はじめはざっくりとしかわからなくてもいい。
つけてみてもっと詳しく知りたければ、細かくつけるようにしたらいいだけです。
まずは、付け続ける。
ルールはゆるめにいきましょう。
下の記事にも、どこまでつけるかについて書いています。
参考にしてください。

④一人でしない

何かを続けるためにもう一つのコツは、一人でやらないことです。
同じ目標を持つ人と一緒にすると、継続率は一気に上がります。
人の目があると、くじけそうなときも「やらなくちゃ」という気になること、皆さんも何かで経験があるのではないでしょうか?

パートナーがいる人は一緒につけることを考えみましょう。
スマホでつけられる家計簿だと、アカウントを共有しておくと、使ったときにそれぞれが記帳できてスムーズです。数字を共有できるのも大きなメリットですね。

私たち、全国友の会(雑誌『婦人之友』の愛読者の会)の会員は、家計簿をつける仲間です。一人ひとりがよく考えてお金を使うことを通して、合理的で気持ちのよい家庭を作り、それを通して社会を良くしていくことを目標としています。
なので、周りに家計簿をつける仲間がたくさんいます。
家計簿をつけるとこんなに良いことがあるんだ、ということを身をもって教わる機会もたくさんあります。
私は、大雑把な性格なので、友の会に入っていなければ絶対に家計簿はつけていなかった、と断言できます(!?)
夫に、未だに「あなたが家計簿をつけるとは思ってなかった」と言われるくらいですから。今の環境は有難いです。

周りに家計簿仲間がいない方は、今はネットの世界に家計簿つけている人がたくさんいますので、そういう人を見て励みにするのもいいですね。

もちろん、友の会は全国にありますので、家計簿仲間を求めてぜひお近くの友の会にいらしてください。どこでも大歓迎されますよ。

⑤「やめない」と決める

最後のコツは「やめないと決める」ことです。
当たり前、ですか?
「やめる」選択肢を自分の中でなくしておくことは、意外と継続に効くのです。

想像してください。
家計簿がなんとなく、ほったらかしになる時期がきたとしましょう。
心の声が「あー、もういいかなー」って言うと思います。
その時に、「やめるっていうオプションはないんだった」と思いだしたら、どうでしょう?再開のきっかけになりませんか?

このやり方は、くじけそうな時のモチベーション復活のひとつの手です。
どうしてもいやだったり、つけても意味が見いだせないと判断したら、その時はまた別の選択になるでしょう。

自分のモチベーションをキープすることを、ゲームみたいに楽しんでみてください。

以上、家計簿が付け続けられない方へ送る5つのコツでした。
全国友の会では、家計のことや生活のことをいろいろ発信しています。
ご縁がありましたら、つながってくださいますように。

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