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少子高齢化時代の女性向けコンテンツの生存戦略②(コロナ後の2.5次元と東南アジアのジャニオタ文化)

今日はこのエントリー↓の続きです。

もう十年以上前になりますが、ジャニオタ時代にびっくりしたことは、英語圏ジャニオタ内での東南アジア勢の強さでした。

東南アジアジャニオタとは

・『THE・少年倶楽部』というNHK-BSの番組が東南アジアでも放送されているらしく、毎週観てるみたいだった。
・主力は主にティーニー(中高生くらい)だけど、大学の日本語学科に進む子や、高校の第二外国語で日本語を取っている子も多数。
・欧米ジャニオタ(欧米ジャニオタで日本語出来る子は母親が日本人のハーフが多い)に比べ、相当日本語が達者なので圧倒的情報強者勿論英語も出来る
・日本人はデビューしてから付くG担が多いが、東南アジアのジャニオタは『少クラ』が主な接触源なので、大体Jr.担か、G担でもJr.担からの持ち上がりが多い。

日本語が達者且つ、マインドは外人さんなので、同担の日本人にも気軽にりぷして(雑誌の新情報の質問など)ブロックされたりして、「日本人って怖い」とか言ってましたね。(日本人は「いきなりりぷしてくる外人怖い」と言っていた)
わたしがジャニから離れて数年経ちますが、最近ジャニーズ事務所のYouTubeチャンネルとかも出来たし、あの頃中高生だった若いジャニオタたちも、観てるのかなぁとか思います。

あんさんぶるスターズってジャニーズJr.ぽくない?

ゲーム一切しないんでよく知らないんですけど、アイドル育成ゲーム(?)の『あんさんぶるスターズ』ってジャニーズJr.っぽくないですか?

・アイドル育成ゲーム

ああ、良かった。合ってた〜〜
全然中身知らないんだけど、

あんさんぶるスターズは絶対東南アジアでウケると思う!

というわけで、以下に理由を列挙します。
確か2.5次元もやってる?んですよね??

舞台
2015年12月4日に行われたニコニコ生放送『ハピエレ公式生放送〜重大発表祭 冬の陣〜』にて舞台化が発表され、2016年より上演されている。原作のメインストーリーもしくは、イベントストーリーを再構築した内容となっており、本作での主人公である転校生は一切登場せずに物語が描かれる。随所に挿入されるライブパートのみサイリウムやうちわなどの応援グッズが使用可能となる。

英語字幕つけてアニメとか2.5次元をHuluとかのサブスクで流したらいいのになぁと思う。(もうやってるのかも知れないけど)
アニオタとジャニオタは層が微妙に違うけど、あんさんぶるスターズは(曲にもよるけど)どっちもそれなりにウケそうな感じがします(東南アジアのオタクはとにかく若いので……)。

ミュージカル系2.5次元は、とにかく英語字幕を付けてサブスクと契約すべき

タイやインドネシアでBNK48やJKT48が成功しているのを見てもらうとわかると思うのですが、

東南アジア〜南アジアには歌と踊りの文化があります。

日本でそんなに存在感がない

ボリウッドの商業規模がめちゃくちゃ大きいのは、特定地域では歌と踊りがめちゃめちゃウケるから

です。
小さい頃、"Shall we dance?"っていう邦画が(海外でも)めちゃめちゃヒットして、
「え〜〜なんでこれが???」
って思ってたんですけど、今なら分かる。
ダンスはウケる。
日本の2.5次元でも、普通の演劇舞台はウケないと思うけど、

コンサートとかミュージカル形式の2.5次元は東南アジアの子も大好き

だと思うので、舞台公演が難しくなるコロナ後は、無観客で稽古〜撮影して、海外含めたサブスクで配信するのはいい方法だと思います。

男性に踊らせる伝統は日本のアドバンテージ

男性が(女装したりして)踊る文化は日本以外にも存在しますが(インドとかアフガニスタンとかアラブとか)、観客は男性が想定されていることが多く(男尊女卑というか、身内の女性を他の男性から守るために奴隷男女や男娼を踊らせるんだと思う)、

観阿弥・世阿弥の時代から、男性に踊らせて女性も含めて鑑賞する伝統がある日本には男性アイドルのアドバンテージがある

と思います。


Jr.担の謎の2層構造

こっからは個人的な偏見剥き出しのコーナーになりますので、心の広い方のみお読みください。
ジャニオタ時代に思っていたことなんですが、

Jr.担ってJr.と同じくらいの年齢の子か、Jr.のお母さんくらいの年齢のお姉さん(?)の2層構造になってる

んですよね。
小中学生はリアルな恋人候補としてJr.を見ていると思うんですが、
「大人なお姉さんの方はなんなの?」
って最初不思議でした。
男性だったらロリコンで犯罪者扱いですからね。
この方の所感↓はわたしの実感に近いです。

Hey!Say!JUMP
涼介担歴3年です☆どんどん絡んでください☆なリアちゃんと、じゃんぷちゃん世界一かわいくてかっこいいよおじゃんぷちゃんを評価しない大人が間違ってるよおおおおなモンペの2種。
声がでかくてうっっるせええのはリアちゃん、金と実権握ってるのはモンペ。
Sexy Zone
リアちゃんとモンペが存在している点にかけてはJUMPに近い。
ただセクゾン自体のグループとしての形が不安定なのもありこっちのリアちゃんの方が心変わりが早くてすぐ降りるしこっちのモンペの方が若干ドライ。
ジャニーズJr.
ひとくちにJr.と言ってもいろいろいるので誰のヲタかによって大きく違うけど、大雑把に言えば現場がないと死ぬタイプと上昇気流に乗ってたいタイプと育成に快感を覚えるタイプと純粋なショタ

人気上位が知念くんだったり(確かに彼はすごいと思うけど)、中島裕翔くんは20歳上の吉田羊さんと7連泊したり、(もういいおっさんだけど)デビュー組の中でも

JUMPは特におねショタイメージが強い。

わたしがジャニオタだった当時のHey! Say! JUMP担とかも全ステ体験記UPしてたガチ勢は30代(?しかもSEとか結構お堅い仕事だった)のお姉さんだったし、数年単位ではてなブログをやってるお姉さんのブログ(〜10歳くらい年上の団塊ジュニア)で大人G担から段々若い方に降りて行って最後ジャニーズJr.に辿り着いたのを見て、
「え?なんで?」
って思っていたのですが、この本↓を読んでめちゃ納得した覚えがある。

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母性を処理する

また、母性を処理する、という表現が非常に新鮮だった。
昨今の韓流ブームの理由もわかった気がするし、兄弟姉妹の子供、
つまり自分の甥っ子や姪っ子を可愛がる女性の心理もわかった。

これですよ。
ちょうどこの本が出た2011年にジャニーズ事務所から違法ショタユニット『Sexy Zone』がデビューしたのも偶然じゃないと思う。
(ショタに『セクシーゾーン』って付けるとかヤバすぎるし、ジャニーさんはやっぱり確信犯;)
2011年って、『バブル女は死ねばいい』って言っていた団塊ジュニアが順番にアラフォーに突入し出す年なんですよね。
震災後の結婚ラッシュには、その辺の年代の方たちの駆け込み婚も結構あった(わたしの周りでは、元々同棲してる人が入籍とかが多かった)と思いますけど、婚活黎明期で出会いの方法とか相手が居なかった人とかは本当に大変だったと思う。
その結果が団塊ジュニア女性の未婚率20%…そりゃあ、少子化進むわ(/ _ ; )
セクゾが出てきたくらいから、二次創作界隈でも

ショタの愛玩需要というか、ケモミミ・幼児化パロがめちゃくちゃ増えた

と思う。
最初、めちゃくちゃ気持ち悪くて大嫌いだったんだけど、
「オキシトシン出して母性を処理してるんだろうな〜〜」
と思えば納得というか、許せるようになりました。(嫌いだけど)
腐女子として観察した範囲では、

団塊ジュニアとバブル女は確実に断絶がある

と思う。
リバ第1世代(単推し黎明期)のわたしの世代(ギャル世代)の腐女子に比べて両方とも圧倒的に左右固定なんですけど、

バブル女はきゃるるん(女性化?)、団塊ジュニアは男体雌堕ち

という性癖の違いがあると思います。
同じショタ萌えでも、バブル世代とその子供世代(〜二十代半ば:それより下はホモ<ドリ・NL)はロリショタ受で、アラサー〜団塊ジュニアはロリショタ攻傾向になるのではと思っています。ただ、

ショタ萌え自体、加齢によって出てくる性癖

なので(わたしもアラサーの頃はショタ地雷だった)、今アラサーだったら、ショタ自体無理って人の方が多いと思う。
5年後も二次創作同人文化が存続していたら、答え合わせしてみたいですね。


花璃。

海外住み主婦のゆるオタ生活について時々発信します。