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なぜ、私は育休を取得しようと思ったのか?

noteを始めて数カ月。
私の育休取得の経緯など、細かなことをお伝えしてきていませんでした。
今回から始まる、男性育休「ワタシノコト」シリーズでお伝えしていきたいと思います。

妻と一緒にダブル育休8カ月 

私は、次男の誕生に合わせて、8カ月の育休を取得しました。

妻の入院に合わせ特別休暇を取得し、出産後に年休を取得、その後、育児休業に入りました。

妻の産休後には、一緒にダブル育休です。

私の復帰後、妻は育休継続。

長男が生まれたときには、育休を取得していない私。

なぜ、次男の誕生に合わせ、私は育休を取得しようと思ったのか。

いくつか理由があります。

最も大きな理由。

将来、息子たちから「パパ、僕たちが小さいころ、育休取ったの?」と聞かれたら、「もちろん取ったよ」って答えたいから。

息子たちが大人になり、子どもを持つような人生を送ったら、その時には、男性も当然のように育休を取得する社会になっていることでしょう。

息子たちは、自分たちが子どもだった時代に、育休を取得する男性がほんの一握りだったことも知ることになります。

そうしたら、疑問を持つことでしょう。

「自分の父親は、育休を取得したのだろうか」と。

私が息子だったなら、自分の父親には、そんな時代でも育休を取得するような、ほんの一握りの存在であってほしいと期待します。

これが最も大きな理由ですが、他にもあります。

理由1 妻との家事育児分担

■妻一人では、家事育児を回すことが難しいと感じたから。

保育園に通っている長男と生まれたばかりの次男。

食事、睡眠、遊び、入浴、排泄など、すべて違います。

産後、長男の生活を今まで通り維持しながら、新たに誕生した次男の命を守る生活がスタート。

もし、私が育休を取得しなければ、帝王切開後の妻は、長男を保育園にどのように送っていくのか。

このことを考えただけで、妻一人では難しいだろうと思いました。

そもそも、妻の入院中に私が仕事を休まなければ、長男は一人で生活することになってしまいます。

少なくとも、妻一人で二人のケアをできるようになるまでの期間、私が育休を取得しないと、家事育児を回すことはできません。

妻一人で二人をケアするというのが、おかしな発想ですが・・・

理由2 社会に与える影響

■男性の育休取得の広まりに、少しでも貢献したいから

これまでとは違う働き方が求められるようになっています。

時間をかけることで生産性を高めていた時代が終わりを迎えようとしています。

家庭を犠牲にして会社に人生を委ねてきた男社会からの転換。

仕事以外の何に時間を使うのか、男性が考えるようになります。

女性に任せてきてしまった家事育児にも貢献する男性が増えてくることでしょう。

すでに、家庭との両立を図りたい、育児にもっと関わりたいと思っている男性は多いような気がします。

社会に影響を与えるためというと大袈裟ですが、私の育休取得が職場の男性に影響を与えられることができればとの思いがありました。

私にもできる社会貢献。

男性の育休取得の広まりに貢献すること。

私の職場では、私が男性育休のファーストペンギンとなりました。

理由3 長男の育児での心残り

■長男の日々の成長を見逃してしまい、もったいないと感じていたから

長男が生まれたとき、私は育休を取得しませんでした。

育休を取得していればとの心残りがあります。

わが子がこんなにも愛おしいものだとは知りませんでした。

「愛おしい」ということばを説明しようとすれば、たまらなくかわいい様子などになることでしょう。

でも、「愛おしい」ということばの意味を理解できたのは、長男が誕生してからでした。

私には、このことばを他のことばで置き換えて説明することはできません。

「目に入れても痛くない」「食べちゃいたいくらいかわいい」「親ばかの源」などと置き換えても、表現し切れません。

「愛おしい」は愛おしいなのです。

次男の誕生で育休を取得した理由として、妻との家事育児分担、社会への影響、長男の育児での心残りがあります。

これらの3つの理由の中でも、長男への愛おしさからくる心残りは少し特別な理由だと感じます。

長男の誕生で育休を取得しなかった当時も、仕事と家事育児の両立を果たそうと、自分なりには努力していました。

長男と一緒にいないのですから当たり前のことですが、仕事中に起こる長男の日々の成長や変化を見逃してしまっていました。

長男の日々の成長を見逃してしまったという気持ち、もったいなさが積み重なり、いつしか心残りとなってしました。

この心残りにより、もし二人目に恵まれたら、必ず育休を取得しようと心に誓っていました。

次男の誕生に合わせて育休を取得することで、長男の育児で感じた心残りを解消させようと心理的なはたらきがあったのかもしれません。

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