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Drama tourism /旅行記

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「ドラマ」を求めて、大きな旅から小さな旅までの記録。
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#ヒロシマ原爆の日

発信する「HIROSHIMA」 受信する「ヒロシマ」 ストレンジャー イン ヒロシマ③

発信する「HIROSHIMA」 受信する「ヒロシマ」 ストレンジャー イン ヒロシマ③

8月6日の広島平和記念公園は、どこを歩いても多種多様な表現方法を使って、いろいろな人たちが外へむけてメッセージを「発信」していた。原爆について語ってくれる人、絵本や紙芝居、演奏などのパフォーマンスをする人、シュプレヒコールをあげたり、運動をPRする団体など大勢いた。それを「受信」する、ビジターの数も多かった。国内観光客も外国人も報道人もたくさん来ていた。

また、ホスピタリティーの精神にも溢れてい

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「死」ではなく「生」の証しを感じて  ストレンジャー イン ヒロシマ②

「死」ではなく「生」の証しを感じて  ストレンジャー イン ヒロシマ②

広島現代美術館で開催されている石内都さんの「ひろしま Strings of Time」展を原爆が投下された8月6日に観てみたい。そのとき、自分が何を感じるのかを知りたい。それが、広島へ行く動機のひとつだった。

開放感のある広い展示室。白い壁に明るいライト。写真集「ひろしま」(集英社)から飛び出した写真は、大きなサイズとなって、美術館に展示されていた。展示室の空間も作品の一部として抱きかかえている

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化学実験の場となった63年目の広島で ストレンジャー イン ヒロシマ①

化学実験の場となった63年目の広島で ストレンジャー イン ヒロシマ①

「茨城県の日立市にも原爆が落とされるはずだった」と、いう話を祖父から聞いたことがある。もしも落とされていたら、近くで暮らしていた祖母たちは被爆し、もしかしたら私はこの世に存在しなかったかもしれない。それが私と原爆を投下された広島、長崎とを結ぶ線だった。

けれど、大人になって日立市に原爆を落とす計画があった、という事実は、どう調べても出てこなかった。祖父はどうしてそんなことを言ったのだろう。この世

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