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エナジードリンクの云々について

「休憩時間に一本飲んでおくか・・・」
「眠いなぁ・・・一本飲んでおくか」
そんな感じで飲むエナジードリンク。
気分転換に使うアイテムって人も多いんじゃないでしょうか?
その一方で何かしらの健康上の問題をテーマにする話題も耳にします。
果たして、エナジードリンクってどんなものなんでしょう?

エナジーの元ってなんだろ?

エナジードリンクって特別な感じしている人、多いと思います。
日本国内に限っての話ですが、今売っているエナジードリンクは「清涼飲料水」に分類されます。
ようは、ジュースです。
でも、翼が云々とか魂を解き放てとか、結構勢いのあるキーワードをCMにしていますよね。
飲んだ後、確かにふっと体が軽くなったり、眠気やだるさがふっととれる感じがしますよね。
それには配合成分が大きく関係しています。
大きく関係するのは三つの成分。
・ブドウ糖類
・カフェイン
・ビタミン類
この中でもビタミン類の配合量が多くなると「清涼飲料水」から「医薬部外品」や「第二種医薬品」になるものがたくさんあります。
その辺の複雑な話は今回はパスします。
しかし、この三つの成分が翼を与えるもとになるかもしれません。

身体に喝をいれるミラクル成分?

ブドウ糖

まずは「ブドウ糖類」
これは販売されているジュースに大体入っているものですね。
ざっくりいうと砂糖です。甘いやつです。
点滴にも入っている糖類です。

※かなりざっくりとした解説になるので、厳密には仕組みが違う表現になるかもしれませんが、正確な知識が知りたい方は専門の書籍を読むことをおすすめします。

このブドウ糖ってやつは体にすぐにエネルギーとして吸収されます。
特に脳のエネルギーになります。
疲れたなって意識している脳にブドウ糖がぶち込まれると、その疲れた感は意識しない感覚になります。
身体のエネルギーにもなる成分なので、疲労感が軽減するのは言うまでもありません。
しかし短所もあります。
それはとても短命な成分であるという事。すぐに効果は薄くなります。
それだけ高効率な成分であるという事。
これが「ポテンシャルが上がる」ということにつながるかもしれません。
でもね、入っている量が半端ないのは問題かな・・・
角砂糖で1本あたり17個くらいらしいです。
それを一気飲みできるんですからね・・・すごいっす。
これ、成人一日あたりの必要量を軽く超えます。
飲みすぎは注意ですね。

カフェイン

これは有名な成分ですね。
脳を興奮させる成分です。それによって神経伝達物質が体中に分泌されます。
目が覚める感覚や体が軽くなった感覚、なかには心臓がバクバクする感覚をもつ人もいるでしょう。
眠気覚ましにコーヒーを飲むってひとも多いでしょう。
コーヒー自体にに眠気覚まし作用はありません。
コーヒーに含まれるカフェインが眠気覚ましの作用があるからです。
ちなみにコーヒーよりも紅茶、紅茶よりも緑茶のほうが100mlあたりのカフェイン含有量は多いです。
飲料水メーカーの宣伝力って大きいですよね。
眠気覚ましに「緑茶!!」なんてイメージしないでしょ?

このカフェイン含有量が多いのがエナジードリンクの大きな特徴。
なんかシャキッとするのはこの成分の効果です。
製品によって違いはありますが一本に80mgから150mgくらい配合されています。
わかりやすい比較だとリポD3本分のカフェイン量です。

このカフェインって成分は脳にとって快楽物質にもなるものです。
なので期待したくない効果もあります。
胃がむかむかする、頭がぼーっとする、焦る気持ちが強くなる、汗が出るなど。
これはカフェインを欲する脳からのサインだったりします。
でも欲するままにエナジードリンクを飲むと、いわゆるカフェイン中毒になります。意識消失や必要ならば人工透析が必要になるほど重篤なものになります。
くれぐれも飲みすぎには気をつけましょう。

ビタミン類

これは元気になる系の飲み物には絶対はいっています。
オロナミンCとかおいしいですよね。
ミンナミンCって知っていますか?
デカビタCはお得な量ですね。
リポビタンD(デーって読むんですよ)も有名。
※リポDは「医薬部外品」でした、失礼。
身体の疲労回復物質です。
もちろん点滴にも入っています。
もちろん摂りすぎはよくないですが、多少摂りすぎてもおしっこになって排泄されます。
黄色のおしっこはビタミンBが排泄された証拠です。

ちなみにこのビタミン類の配合量が多くなると「医薬部外品」になったり「医薬品」になったりします。
ってことは清涼飲料水のエナジードリンクはビタミン類の配合量が少ないってことですね。

ってことはエナジードリンクのキモは・・・

一本あたりのカフェイン量が多いのが大きな特徴の飲み物ですね。
頭がさえる、気力が復活するみたいな効果は十分期待できる飲み物でしょう。

ただし、なんども言いますが飲みすぎはよくありません。
カフェインの過剰摂取につながる危険性もありますが、ブドウ糖の量が半端でない・・・
そっちのほうが心配になります。
糖質は食事からも摂取する物質ですし・・・

でも、なにか気持ちをスイッチするアイテムって考えると・・・
有効なんじゃないかなって思います。
私自身、夜勤の途中で飲むこともあります。運転中に飲むこともあります。
便利なアイテムです。


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