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#5 中古マンション購入前に知りたい!リノベーションの種類をおさえて物件購入をスムーズに!

こんにちは。
fujitacaリノベーションの阿部です。

中古マンションを購入して、リノベーションをしたい!
そんなお声をいただいて、リノベーション会社へご相談いただくケースが増えています。

しかし、リノベーション会社にご相談いただいたタイミングがちょっとズレてしまうだけで、「予算が合わない…」「設計期間が足りない…」など、想定していない事象に出くわすお客さまも多くいらっしゃると。
そんなお声を耳にするときもあります。

「マンションリノベーション 費用」「マンションリノベーション 期間」などと検索すると、さまざまな記事やコンテンツが出ており、役に立ちそうだなぁ…と思うものも多く見かけるのですが…
なかには「これってすべてのお客さまに当てはまるのかな?」「お客さまが誤解して、契約してしまったら大丈夫かな?」と思うことも。

これは、リノベーション会社に勤めているからこそ、伝えられるコンテンツかなと思っています。

今回は「これから中古マンションを購入してリノベーションをしたい!」という方に向けて、いざ、リノベーションをするときに困らないための「やるべきことリスト」を公開しようと思います。

まずは第一弾!
「リノベーションの種類をおさえて、スムーズに物件購入!」をテーマにしています。

※この記事は、fujitacaリノベーションのスタッフが、日々のリノベーション業務で感じたこと・業務の範疇で把握していることをベースに記事を執筆しています。
金融機関のルールや制度などは、各金融機関や社会情勢等に合わせて大きく変動する場合があります。
あくまで「やるべきことリスト」として、ポイントを把握するために読んでいただく記事としていただけますと嬉しく思います。

fujitacaリノベーション・広報

物件を観察し、物件に合った「リノベーションの選択肢」を見極めよう!

マンションリノベーションにはさまざまな選択肢があります。
主に3つのパターンがあり、どれが自分が今見ている物件に該当しそうか?考えながら見ていきましょう。

特に、マンションリノベーションの場合、なんとなく想像で「こんなことできそうだな~」とか、不動産屋さんと「こんなことができそうで楽しいですよね~」なんて雑談をしながら、妄想が膨らむこともあると思います。

物件のポテンシャルを見て、だいたいどのあたりの規模感のリノベーションをやるのか? 予想を立てていくことが大切です。


選択肢1:中古マンション購入+フルリノベーション(すべて一新したい!物件向け)

フルリノベーションとは、「間取り・床・キッチン等の設備をすべて一新するリノベーション」のことを指します。

設備をほとんど一新しなければならない場合や、間取りを大きく変える場合は、基本的に「フルリノベーションをしよう!」という気持ちでプランニングを計画しておくことが安心です。
どれだけコンパクトなおうちでも、1,000万円以上の予算は確保しておくようにしましょう。

安い価格で出来る場合もあるかと思いますが、好条件が重なったときかなと思います。ある程度、費用をかけてしっかり施工することも大切です。

古くなった設備を解体し、下地や配管から一新するリノベーションです。
(画像をクリックすると施工事例コラムへ)

よく耳にする表現として「フルスケルトン」という言葉もあります。
フルスケルトンの場合は、壁や床材などをすべて撤去して、お部屋ががらんと空洞になった状態からリノベーションをスタートします。
間取りを大きく変えるときにはよく使われますが、その分費用もかさみやすくなります。

フルスケルトンの状態。がらんとするので、イチから間取りを変更する場合には最適です。

一方で、フルスケルトンとは呼ばす、床や天井の下地を一部残しながらリノベーションするケースも存在します。
間取りを変更しない壁などを残すことや、天井をすべて解体せずにリノベーションをすることで費用を抑えることができるケースがあるからです。

フルスケルトンとは呼ばず、フルリノベーションという言葉を用いる場合が多いです。
フルスケルトンも広い意味で言うと「フルリノベーション」ですが。

微妙に残しながらリノベーションをすると、かえって費用がかさんでしまいますが、「間取りはそのままにする!」といった割り切りがあると、費用を大きく抑えることができる場合もあります。


選択肢2:築浅マンション+部分リノベーション

築年数が10年~15年程度の場合、一部の設備(キッチンなど)は残しながらリノベーションできる場合もあります。
もともとの間取りが気に入っており、ベースはそのままで良い!ということであれば、部分リノベーションという選択肢を検討しても良いと思います。

ある程度そのままでいいから、雰囲気だけ自分好みにしたい、設備などはそのままでいい!という物件にピッタリです。

キッチンなどは残しつつ、床や間取り変更を中心にリノベーションをした事例です。
(画像をクリックすると施工事例コラムへ)

このときも、キッチンのカウンターだけ残す…ドアだけ残す…でも床は変える…みたいにちぐはぐにしすぎると、かえって費用がかかりやすくなるので、部分リノベーションは「要望をシンプルにする」ことも重要です。

他にも「LDKだけリノベーションする」という方もいらっしゃいます。
リビング以外の洋室やユニットバスなどはそのままで良いから、キッチンを交換して、リビングをもっと広くしたい!和室をなくしたい!といった場合にピッタリな方法です。

リビングを中心にリノベーション。玄関から廊下や洋室などはそのままなので、
床材の雰囲気も少し異なります。
(画像をクリックすると施工事例コラムへ)

選択肢3:リノベーション済み物件+部分リノベーション

素敵な物件に出会った!好立地の物件に出会った!
けれど、リノベーション済で、少し自分の好みと違うかも…
そんなマンションに出会った場合には、リノベーション済みの物件を部分リノベーションする場合もあります。

一部、新品の製品をそのまま使うことなくリノベーションすることになるため、なるべく活かせるものは活かしつつリノベーションを行うことが大切になります。

だいたい綺麗で気に入っているけど、ここだけは譲れない!追加したい!という物件があるときにピッタリです。

LDKのみ自分好みに部分リノベーションを実施した事例です。
キッチンを壁付けで大きく配置することによって、リビング全体を広くすることができました。
(画像をクリックすると施工事例コラムへ)
リノベーション前の状態。そのまま住むこともできそうなマンションでしたが、
お客さまのライフスタイルには馴染まないところもあり、LDKのみ一新しました。

メリットとしては、ユニットバスや洗面台などは既にリノベーションされておりそのまま活かすことができたり、面倒なアスベスト工事や納期確保などを省くことができる等で、工期を圧縮しやすいです。

ここも、部分的に活かす…ということをしすぎると、費用や工期を圧迫する要因になるため、どこを活かして、どこを変えるのか、設計士と打ち合わせしながら物件決めができると安心ですね。


まとめ:自分がチェックしている物件が、どのパターンに当てはまるか、設計士と相談することが大切!

不動産屋さんやご自身で物件を見学したときに、これは残せそうだな…
これだったらフルリノベしなくてもよさそうだな…と妄想できると思うのですが、実際に設計を行うときには考慮しなければならないことも多いのが設計の難しいところ。

棚板をひとつ取り付けるだけで、壁紙交換・下地を補強する、ドアの位置を調整するなど…
たくさんやることが出やすいので、なんとなく要望を整理して当たりを付けながら予算を用意しておくと安心かなと思います。
とにかく「信頼できる人への相談」が大切です。

さいごに:fujitacaリノベーションの紹介

fujitacaリノベーション・藤孝建設株式会社 は、東京・杉並にオフィスを構えるマンションリノベーション専門の会社です。

もともとマンションリノベーション専門の設計を行っていたスタッフ1名+社長、インテリア等の仕事に従事していたスタッフ(阿部)の1名で構成された、小さなリノベーション会社です。

公式サイトから抜粋(画像をクリックするとサイトへアクセスできます)

会社のテーマは「ちょっとオシャレで暮らしやすい」。
ホテルライクの洗練されたデザインも良いのですが、どちらかといえばお客さまからは「ほっこりするイメージ」「あったかい感じ」と仰っていただけることが多いです。
デザインはシンプルでも、そこに隠された動線や暮らしならではの悩みを解決するために、ヒアリングに力を入れています。

オシャレさも大切にしつつ、まずは「暮らしやすさ・子育てや生活のストレスをなくすこと」を重視。
お手入れのしやすい建材を揃えたり、安心して施工できる製品を取り揃えたり、安心さをお届けできる体制を整えています。

また、リノベーションははじめてなんです…という方でも、安心してお取り組み出来るように、リノベーションのスケジュール作りなどもサポートさせてもらっています。
まだリノベーション会社悩んでいるけど、ちょっと相談してみたい!という段階でもお声掛けいただくことは可能ですので、まずは一度お問い合わせくださいませ!

▶fujitacaリノベーションのお問い合わせフォームはこちら

最後までお読みいただきありがとうございました!
これからも、皆様のお役に立てる記事を発信してまいります!

次回はマンションリノベーションと住宅ローンの関係性を紹介する記事を配信予定です。

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