森岡毅著『苦しかったときの話をしようか』という本を読みました

えー昨日ちょっとしか読んでなかったんですけど、今日しっかり全部読みました。といっても全部頭の中に入ってるかと言われるとそうでもないと思うので、大事だなと思った点について、自分なりの考え・感想を述べていきます。

まずこの本が読者に伝えたい事はなんなのかというと、シンプルに3つかなと思います。

①自己分析の大切さ
②自分をブランド化すること
③挑戦を恐れるな

この3点に終着するでしょう。

まず①については、昨日まとめた気がするので割愛させていただきます。

詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

②の自分をブランド化することについて、この筆者はこれでもかというほど、この点を強調しています。自分をブランド化するとはどういう状態か。一言で言うと、自分をキャラクター化し、そのキャラクター設定を行動にも反映していくことを毎日続けるという状態ですかね。

このキャラクター設定を行うことでどういった良いことがあるのか。一つは、自分の市場価値が上がりやすいということ・2つは自分の理想に近づける可能性が高まり人生が楽しくなるということ、3つはいろいろな場面で緊張しないということだ。

キャラクター設定をすることで、自分の市場価値が高まりやすくなるってどういうこと?と思う人もいるかもしれないが、この筆者は正しいことを言っていると思う。

キャラクター設定は、自分の強みを基になりたい姿だ。このキャラクターは、自分の強みをレベルMAXにした状態に近いキャラクターなので、自分の強みを成長させることに特化しているのだ。だからこそ、キャラクター設定どおりに、行動・言動・意思決定を行えば、自然と自分の強みが成長していくことになるので、やがてキャラクターが本物の自分となり、確実にレベルアップしていく。というものだ。

これから始まるAI時代において、ゼネラリストは淘汰されていきプロフェッショナルが重宝されるという持論を持っている著者にとって、強みを最大化したプロフェッショナルは市場価値がどんどん上がっていくということだ。

しかもキャラクター設定をするためには、まずは「自分の強み」を理解する必要があるので、自己分析を徹底する。その過程で、なりたい姿が明確となり、キャラクター設定によってなりたい姿を目指す過程が想像しやすくなる。そうすれば、それ通りに振る舞い挑戦していけば、なりたい姿に近づけるので、人生も楽しくなるだろうというものだ。

そして緊張しなくなるということについてだが、筆者的に言えば、キャラクターを演じていることになるので、別に批判されようがなにされようがそのキャラクターに向けてのこととなるので、自分の被害をあまり気にしなくなるということなのではないかと分析している。失敗した時の被害や、他からの視線を気にしなくなるので、もう緊張しないということだろう。

以上より、筆者の意見に同意する形で、キャラクター設定をおすすめする。
キャラクター設定の詳細なやり方や方法は、本の中に書いてあるので、ぜひ読んでいただきたい。正直な話、これから就職する者・転職を考えている者・サラリーマン全ての人におすすめできる名作品だと思う。


そして③の挑戦を恐れるなという点について、筆者はサラリーマン人生を歩む過程で幾度となく挑戦をして失敗を経験している。しかしその失敗が己を成長させるので、挑戦は積極的にしろ。ということを主張している。(簡単に言うと)

これも正しい。激しく同意だ。

挑戦をするほど、人は成長するだろう。しかしそれはしっかり振り返りと反省を行った場合のみだ。

良かったときには、なぜ成功したのかを明確にする。そうすることでノウハウを自分の中で蓄積できるので、再現性があがるのだ。

失敗した時には、なぜ失敗したのか原因を突き止め、次の戦略を練り次に活かす。そして原因はどこにあったのか明確にしたらそれをしっかり改善していく。そして次失敗しないためにはどうすればよいのかを考えてまとめる。こうすることで人は成長できるのだ。

しかし、これにも一個罠がある。それは挑戦しないと、もしくは新しいことをしないと成長速度は鈍るということだ。

だからこそ、成長したいなら、人生を上手くいきたいなら、挑戦を恐れるな。成長するから。学ぶものがあるから。ということを伝えたいのだろう。

まあざっとこんな感じである。

てことでまじでおすすめできる本でした。学ぶものがたくさんあって、正直人にお勧めしたくないほどです。

ではまたあした。


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