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転職失敗を無かった事にしないために。

今回は、転職を失敗して鬱になり職場を休職するまでのお話をします。

私は、転職後早く一人前になろうと必死に職場の仕事について勉強と取り組みをしていました。

単純作業ですが、時間の制約が凄い職場で、手動操作がとても多くしかもその時間が変動するため、時間管理の徹底が必須の職場でした。

少しでも時間にルーズになってしまうと、ラインが止まってしまうからです。

瞬時の判断もカギとなるため、私自身のキャパを超えていました。

ですが、家族がいる、自分が決めた転職先だと責任があり、続けていました。

すると、自分の体に動悸の症状が出始めました。
夜勤をやっていましたので、動悸が原因で寝れなくなり次第に職場に行くのが億劫になりました。

これが本当の意味で鬱の始まりでした。

次に出てきた症状はめまいでした。
寝て起きたら立てないぐらいのめまいに襲われて吐いたりもしました。

病院に行きましたが、メニエール病では無さそうだと診断され薬を飲みながらめまいの症状を抑えながら仕事をしていました。

次第に仕事でしょうもないミスが増え出してきました、
そんな自分に自信が持てなくなり、
作業に不安感を持つようになり、次第に苦手意識に変わっていきました。

ただでさえ時間にシビアな作業が多い中正確で早く効率よくを最大限に発揮しなければ回らない職場でしたから、プレッシャーも凄いものでした。

職場の人達が一生懸命に教えてくださっているのに自分はなんでこんなにできないんだろうと

自分自身を責めるようになりました。
その頃から人の優しさがダメージになっていました。

辛く苦しい日々ですが収入が無くなれば死んでしまうと考えていた時、

仕事前についに吐くようになってしまい、
家族にも迷惑をかけるようになりました。

妻と娘にこんな思いをさせるために転職したのでは無いと、
また自分自身の不甲斐なさにそして転職なんてしなければ良かったと後悔する毎日でした。

元に戻りたい、前に戻りたい、過去に戻りたい毎日でした。

しかし世の中は誰も助けてくれません。
様々な人に相談しましたがダメでした。

それもあって妻も鬱になってしまい、
家族が崩壊してしまう、おかしくなってしまうと感じながらも働く事はやめませんでした。

転職活動も並行して行っていましたがこんな状態では内定など貰えるわけもなく何社も受けて落ちました。

そんな日々が続くと人は生きる事を諦め始めるのだと知る事ができました。

私もどうすれば楽に死ねるのか検索する毎日でした。

藁にもすがる思いで精神科を受診する事に決め、
相談したところ鬱と診断されました。

しかし、休職すれば仕事など二度とできなくなると思っていたため、薬を飲みながら仕事に行っていました。

薬で吐き気はおさまりましたが、動悸は常に起こるようになりました。

寝れずに薬の副作用で吐いたりお腹を下したりと大変でした。

仕事終わりに家に帰る前に涙を流す事も多々ありましたし、帰ってる時に車に轢かれたいとか今思えば非常に危険な状態でした。

自分にとどめを刺したのは、めまいで倒れたのがとどめでした。

そこで休職する事を決め、申し訳ない気持ちでいっぱいで職場に行き上司に相談して診断書を出しました。

上司には前から相談をしていて優しくして頂いて
なんで自分はこうなってしまったんだろうと、
なんてダメなんだろうとおもいました。

家に帰ると妻からはもう冷たい目の一言でそれもひどくダメージになりました。

私が全て悪いのは事実ですし、迷惑をかけてしまったので、罪悪感とこれから先の未来をどう切り開くか絶望しています。

ですが、この経験で自分の弱さを知る事もできましたし、
自分の限界を知る事もできました。

会社で働けなくなった自分に社会でどんな価値を見出す事ができるのか、どんな価値があるのか日々考えています。

人生は山あり谷ありと言いますし、
苦労は買ってでもしろと言いますが、
自分自身成長するチャンスだと捉えて今生きています。

皆さんも辛い事はチャンスでもあると成長する機会であると捉えて視点を変えてみるのも一つの方法だと思っています。

この経験が誰かの役に立てばと思います。

皆さんの幸せを願いましてここまでにします。


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