[読む小噺] すべる（当て書き：和牛）
#オチを予想してお楽しみください （8文字）
しゃべくり漫才のうまさは｢相槌｣で決まる
●漫才における｢相槌｣はそのときの雰囲気で自然に入れるものなので通常漫才台本には書きませんが，本格的な掛け合いのしゃべくり漫才をイメージできるようあえて細かい｢相槌｣を書き込んでいます。それが｢読む小噺｣です。
川西：我々こうして漫才やらしてもらってますけどね
水田：はいはい
川：漫才師全員が嫌いな言葉というのがありまして
水：漫才師全員が？
川：そうなんですよ
水：そんなんある？
川：あるやん
水：何？
川：すべる
水：あ〜すべるね
川：嫌やろ？
水：これは確かに漫才師全員が嫌いな言葉ですねぇ
川：僕らもすべりたくないですからね〜
水：毎日すべってますけどね僕は
川：何してんねん
水：何が？
川：毎日はあかんやろ
水：なんで？
川：毎日隣りですべられる俺の身にもなってよ
水：ほんなら週５くらいで
川：なんでやねん
水：何が？
川：すべりすぎやて
水：すべりすぎですか？
川：週５はすべりすぎや
水：週５のスケート
川：え？
水：週５のスケートですよ
川：｢毎日すべってる｣て
水：何？
川：スケートの話？
水：スケートの話ですよ
川：毎日？
水：｢毎日すべったらあかん｣言うんやったら
川：ええよ別に
水：ええの!?
川：スケートやったらね
水：毎朝スケートに通ってもええの？
川：行ったらええやんそれは
水：ありがとう
川：ええけどもやな
水：何？
川：なんで毎朝スケート通ってんねん
水：漫才師なんやから当然やろ
川：どういうことやねん
水：何が？
川：スケートと漫才関係ないやろ
水：あるやん
川：何が関係あんねん
水：毎朝すべっておけばその後の舞台ですべらずにすむ思うやろ
川：誰が思うねん
水：漫才師全員がや
川：気持ちは分かるけど
水：分かるやろ？
川：スケートと舞台は全然違いますからね
水：分かってんねんそれは
川：そやろ？
水：すべる前に◯◯◯◯のがスケートで
川：すべった後に◯◯◯◯のが舞台や
#オチを予想してお楽しみください
↓↓↓
漫才の仕事依頼はこちらから
↓↓↓
凍らせる
凍りつく
あらゆるオチを誰よりも先に小噺化するプロジェクト『令和醒睡笑』過去の創作小噺を何回も何回も回すと"古典小噺"になる･･･はず･･･【小噺はフリー台本】