映画『CREED II』の話

映画『ROCKY』は名前やあの有名な曲等は知っていても観たことはありませんでした。そんな私が突然ロッキーシリーズを全部観たきっかけは今年の1月に公開された『CREED II(クリード 炎の宿敵)』。

クリード前作はおろかロッキーすら観てなかったので映画館で予告が映ったその時は観に行く気はありませんでした。(今や全力で後悔してる)
そんなある日、友達から「クリード観たい」と誘われあっさりと観に行くことに。物は試しにとクリード2を観に行って来ました。
SNSで見かけた『出来ればロッキー4を観てから』というアドバイスを完全にスルーして。


(※以下、長い長い感想ネタバレあり)
あらすじとかそういうのは(面倒だから)動画を見よう!!!
『そう言ったお前の親父は俺の腕の中で死んだ』がパワーワードすぎる。


めちゃくちゃ面白いやん?!?!
(感想)
・親子愛を感じた
・熱い展開に胸が熱くなった
・最後のあのシーンであの曲は鳥肌が立った
・スタローン氏とドルフ氏の肉体がやばい(これ一番びびった)
すっかり夢中になった130分間。心を打たれてしまいました。
ただ、初見はロッキーシリーズの知識がない所為か、単に「クリード勝ってよかったな〜」とか「感動した」という漠然とした感想でした。

思いのほか面白かったのでロッキー好きの弟に感想LINEを送りまくりました。(送りまくった結果今では既読スルーされるようになりました)

やはりロッキーを見ろと薦められたので、その週末の二日間でロッキー1〜6を一気に観てしまいました。(Amazonプライム最高!)

ロッキー観る前ってボクシング映画としかイメージなかったんですが、試合はもちろんその試合に至るまでの過程が丁寧に描かれていてとんでもない素晴らしい人間ドラマ映画でした。個人的に特にグッときたのはファイナルかな…。
(感想全部書くとめちゃくちゃ長くなりそうなので割愛)

クリード2に関連してるロッキー4は曲がスタイリッシュでかっこ良いイメージ。
アポロの入場に唖然とするドラゴが可愛い!
I must break you.」(これは名言だと思う)

そして復習も兼ねて再びクリード2観に映画館へ足を運びました。(今度はロッキー知識を得てからの鑑賞だぞ!)

初見よりもガチ泣きしてしまったよ!!!パンフレットも買ったよ!!!
初見はクリード親子の方に胸打たれたんですが、今回はドラゴ親子により感情移入してしまいました。ドラゴ親子視点になる度に泣きそうになる始末。
なるほどな、代理戦争な。確かにヴィクターってパパから何か言われる度になんだか迷いがあるような、戸惑ってるような表情になってた気がする。
ヴィクターが母を目の前にして怒ってた理由で「父を捨てた!」って言ってたのが沁みた。パパ(イワン)のことが大好きなんだな、ヴィクターは。
最後の試合でヴィクターが圧された気味になって、まだ試合が終了していないのに誰もいなくなってしまった客席にヴィクターが気付いた瞬間の表情が辛かった…この時点でもう試合結果はみえていて。それでも頑張る息子。それを見るパパ。
この辺り本当に辛いんですけどドルフさんめちゃくちゃいい表情(演技)するなぁ、って感動してました。
ロッキーが投げられなかったタオルをイワン・ドラゴが投げるってまたエモい結末。すごくエモい。(息子を解放したようにも見える)
ヴィクターに「もういい」って言って宥めるパパに泣く。
アドニスとビアンカが抱き合う対角線上でイワンとヴィクターが抱き合うのは本当にずるい。

そして勝ったアドニスに「お前の時代だ」って言うロッキーにまた泣く。
そして一人ぽつんと帽子かぶり直して映し出されるロッキーの背中に切なさを感じてまたまた泣く。(背中には"CREED"って…)
拳とグローブ合わせたのは完全なる(映画的にも)バトンタッチにしか見えないよ。

エピローグにて、アポロの墓へ家族と赴くアドニス、息子と一緒に走るイワン、息子に会いにいくロッキー…涙腺を更に刺激するように畳み掛けてくる展開。
最後の試合まであっという間に駆け抜けるスキのない映画。本当に良い映画でした。(しみじみ)ロッキーを知ってから観たら(当たり前ですが)より感動を覚えました。まさにパンフレット表紙のアドニスみたいになりました。

なんだかドラゴ親子の感想が多くなったのでそれ以外の感想を。
・写真がなくて拗ねるドラパパが可愛い!!!
・パンをこねるロッキーが可愛い!!!
・ドラゴの(スタローン氏の)元嫁の威圧感がこの映画で一番やばい!!!
・アドニスが赤ちゃんと戯れるシーンはバブい!パパ素敵!
・リングでロッキーとイワンが視線合わせるシーンがエモすぎる!!!
ロクな感想が出てこない

ドラゴとクリード、そしてロッキーに注目がいくけどまたそれを支える女性陣が強すぎるんだ。(ヴィクターの母は絶対に許さない)
ビアンカなんて妊娠中なのに旦那が試合するんだぜ…気が気じゃないよ。そしてその後もメンタルやられちゃうアドニスを支えるってすごすぎるぜ。
メアリー・アンも本当に強い女性だ。あとすごく優しい。メアリー・アンが姑なら嫁姑問題なんぞまったく起こらないんだろうなぁ。

この映画って映像と曲のマッチが最高すぎました。トレーニングシーンとかめちゃかっこいい。最後の試合のドラゴとアドニス入場シーンもどちらもかっこよすぎる!!!
それぞれの視点で入場を映してくれて嬉しかった。
そしてエンディングがまたすごくセンスが良い…個人的に三本指に入るエンディングでした。

クリード2からのロッキーを観るという完全なる逆輸入。
名作は名作だったと体感しました。そしてクリードは単純なスピンオフなどではなく、ロッキーシリーズが更に楽しめるそんな映画。

原題と邦題の違いでちょっともやもやすること多いんですが、この邦題『炎の宿敵』は個人的にはぴったりだと思います。観に行ってよかった(泣)。
「#ドラ泣き」って最初はふざけんなって思ったけど許す。許すよ。ドラ泣きだよ。(ガガ泣きは絶対に許さない)

ちなみにバレンタインデーにも観に行った筆者。(3回目)
今年はめちゃくちゃ熱いバレンタインデーだったんだぜ…!!!

余談ですが、クリード2きっかけに今更ながらスタローン氏とドルフ氏が好きになってしまい、速攻でとりあえずエクスペンタブルズを制覇したのでした。
っていうか両者ともあのご年齢であの体はやばい。おかしい。(褒めてる)

スタローンさんのInstagramでロッキー引退説が出てるそうですね。
今頃ロッキーを観た私ですら「まじかよ」とショックだったので、昔からのファンはもっともっとショックなんじゃなかろうか…。

ちなみにクリード前作は来月に鑑賞会を友達とすることになったので、まだ観ていません。ノリに乗ってスチールブックを買ってしまった。
恐らくクリード2の円盤出たら買うと思います。いや、絶対買うよ。(楽しみにしてます!)

(スチール版は若干プレミアがついているけど通常Blu-rayなら安く買えるよ!)

今度から映画館で上映期間中に感想書けるようにしたいね!!!

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