「自立」とは。

先日、何となしに「浅草キッド」を観て

「おいちょいとあんた下手な拍手やめてくれるか?こんなつまらねぇ芸で、笑いがとれると勘違いしてこいつが将来ダメになっちまう」

のワンシーンからインスパイアされたのでNOTE

観てない方もいらっしゃると思うので。具体的にどんなシーンか解説しますと。

エレベーターボーイの主人公のタケこと若き日のビートたけしが千載一遇のチャンスでから舞台に師匠と共にあがった際

ちょっとしたアクシデントのラッキーパンチでお客さんが笑いを誘えたシーン。

「おいちょいとあんた下手な拍手やめてくれるか?こんなつまならい芸で、笑いがとれると。勘違いしてこいつが将来ダメになっちまう」

と師匠がまさかのお客さんにダメ出し。

当然お客さんは
「偉そうに、客に向かって何言ってるんだ、何様のつもりだってんだよ」と言い返すと。

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師匠は「芸人だよ。馬鹿野郎。」とお客さんに言い返す。

そのあと師匠から

「他ではどうかしらねぇ、けど俺んとこでやりてんだったらよ。」

「笑われるんじゃねぇ、笑わせてやるんだよ」

と説教。

美しい師弟愛ですね。
そんな一連を見て以下。

やくざにも上司にもお客様にも媚びない。天上天下唯我独尊、喧嘩上等のスタイルの元GMOインターネット 上司だったK.Oさんをフラッシュバック。


自分の新卒二年目の時は部署内でもお調子者キャラで、仕事も「契約取れれば何でもいいや」と、値引きや相手の都合にばかり合わせ、帳尻を合わせるような営業をしてて契約が取れて、ドヤってると即K.Oさんから呼び出され。

「なんだその営業は?そんな契約意味ねーよ。やってもらうんじゃねーよ、やらせてやんだよ。むしろこっちからキャンセルしてこい」と怒られました。

当時営業部全体でも5位以内でうまくやってるのに、なんで俺だけ怒られるのよと思いましたが。

しかし今でこそなんとなくわかるのが、

「自分が誇れる営業のスタイルなのか?」

「常に成長する姿勢がない」

ってところが伝えたかった事なのかなぁと推測。

あと一個思い出したのは、誰でも取れる案件、誰でも追加できる案件、誰でも受注できる金額は何の価値もないってお叱り頂きました。

それも恐らく

仕事のハードルが

契約を取る じゃなかったんですよね。

その先のVISIONを叩き込まれた印象。

そんな事を思い出していて、うちの会社の社訓にも

「会社は何よりスタッフを大切にしている」

っていう考えがあるんですが。解釈の違いが少しありそうと思っていて。

「ライフワークバランスを応援する」とか、「年収1000万稼がせる」とか、そんな表面的なもんじゃないんです。

僕の考えでは

大切にしている=自立の状態&一流のビジネスマンにすることです。

ファンである、株式会社売れるネット広告社、加藤レオさんの言葉をちょっとお借りすると

一流のビジネスマンになる方法はシンプル。
世の中のほとんどのビジネスマンの場合、仕事が及第点が90点でよかったりするので、「残りの10点を努力できるかどうか」です。
わずかな差であっても限界の上に積んだ10点は決定的に大きな差になります。最後の最後に踏み出した一歩は主観的なクオリティに天地の差を生む。


更にファンである株式会社Hajimari、木村直人さんの言葉を借りると

自分の大切な時間を他人や環境に委ねるのではなく、自分自身で主導権を持って自分の人生をコントロールできること、すなわち自身が選んだ道を自分自身の手で正解に出来る状態が自立。

こういったプロフェッショナル論にすごく共感する。

だから採用の仕方に関しても未経験だとしても、志望動機が「お金」でも全然いいし、「キャリアアップ」が志望動機でも全然悪くないと思うんだけど、結局、自己研磨したいって自分がどれだけ熱量をもって思えるかだと思う。
始発できて終電で帰る(ワーカホリック)とか、ガンガン質問したりとか、自分が本気で成長したいって思える熱量があるなら、即座に採用させてほしい。

※そういう事を素直にストレートに言うとブラックとかなんとか言われるけど。w

雇用させてもらったあとも、うちの会社とかそういう小さい枠じゃなくて、その部下に愛を持って、その人がどこに行っても活躍するビジネス力を手に入れて、自分の考えですべて人生をコントロールできるようになってほしいし、そういうマネジメントをしてあげてほしい。


だからもっと言ってしまうと、
ノルマ達成とか他己目標なんてぶっちゃけそんなんクソくらえで。

優秀な人間の倍やれば超一流な訳で。そもそもベンチャー入ったなら、超一流を目指してほしいっていうか

「普通目指すやろ」って思う。

営業(WEBマーケティング)って楽しい。仕事って楽しい。人生って楽しい。

ここの価値観共有を本当にしたい。

うちの社訓には「会社は何よりスタッフの事を大切にする」という指針があるが、意味をはき違えないようにしないといけないし、うちの管理職の人間も勘違いしないでほしいと思う。

「何より」ってことは、他ならぬ最高優先順位だし

「大切にする」ってことは、丁寧に扱う

なのであって。

この「扱う」こそ、
自立した超一流ビジネスマンに育てあげる事だと思う。

もちろん、育った結果、卒業する事があるかもしれないが、自分が教えきれたと思うのだったら、快く卒業させるべきだし。もう教えるもの、学ぶべきことが無いなら仕方がない。


だから、最終的に師匠も、すべて教えて成長した、タケが漫才やるから辞めるって言っても止めなかったんじゃないかな。^^


少し話がそれましたが、備忘録の意味も含めて、

O.Kさんから教わって10年たっても覚えてる営業の金言を羅列します。

『スーツは戦闘服だ。』
→いいものを買って、仕事に先行投資しろ

『数字は鎧。』
→やってれば誰からも何も言われない。身を守る

『年齢だけで舐められるな。数字が上の方が上。けど礼儀、謙虚さを忘れるな』
→実力主義だが、調子にのらず謙虚でいろ

『人からどう見えるかを常に意識して振る舞え』
→主観ではなく、俯瞰的に。見られている意識をもて

『良い靴を買え、日曜の夜は必ず磨け』
→足元を見られるということわざがあるくらい。

『買ってもらうな。売ってあげろ』
→下手にでる営業ほどつまらないものはない。自信を身にまとえ。

『値引きする事は負けと思え』
→値引きどころか、上乗せしてでも、ぜひやりたいと思わせる質の高い営業をしろ。

『ランチはチームで30分以内でとれ。自分より売れている人としか話すな。』

→人が努力してない時間を有効活用しろ。常にナンバーワンか、上司とだけ話せ。売れてない人間の思考回路のコミュニケーション影響を0に。

『1番遅くきて1番早く帰れ、けど1番努力しろ』
→見える所で努力すんな。格好悪い。

『会社の目標なんてみるな、自分の目標である「圧倒的ナンバーワン」だけをみろ』
→自分の人生の主人公は自分。仕事より志事をしよう

『1位しか覚えられない。1位しか価値ない。』
→言葉の通り。富士山はしってるけど2位の山はしらない。

『上司は部下を選べないと同時に、部下も上司を選べない』
→どっちもどっち。結果がないものに発言権はない。結果出してからチーム替えを打診しろ。

『めっちゃ仕事して、めっちゃ遊べ』
→洗練される。アウトドアであれ。

『オシャレでいろ。モテろ』
→服装は大事。人は第一印象が9割

『部下の成長に、自身の時間を全てコミットしろ』
→9:00~1800鬼軍曹 18:00~22:00良き兄さん

『義理、人情を大事にしろ』
→最終的な信頼、信用につながる。

『墓参りは必ずしろ』
→自分のルーツを大切にしろ。

『金を追うな。金はついてくる』
→セコセコインセンティブの細かい計算をするな。突き抜ける事だけに夢中になれ。

僕の営業論のベースはここにあります。


「売れないがない社会」にするためにも


営業やビジネスの楽しさや奥深さにどっぷり浸かった、自立した一流のビジネスマンに必ずする。

そして自分も一流の経営者になる!


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