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「目が楽になると、なぜか周りの音に意識が向けられるのは本当に不思議でした。私こんなに周りの音が聞けるんだ!と嬉しかったです」グループレッスンご感想・12/10

今回のグループでは目の使い方についてのテーマでしたが、目の使い方を変えるだけで視界に対する影響だけでなく、演奏についてできることが広がったことに驚きました。

AT的な目の使い方で一番驚いたのは、今まで聞けなかった周りの音が楽に耳に入ってくるようになった事です。

今回も内容が盛りだくさんだったのですが、私の場合、一番変化を感じたのは「両目を使う」という意識を持つ事です。視界がサッと広がり、特に努力しなくても周りの情報をキャッチできました。

その後のクラリネットグループの時間で初見のアンサンブルをやってみたところ、今までになく周りの共演者の音が自然に聞こえました。それと「こう吹きたい」といった意思の疎通がしやすくてアンサンブルが合わせやすかったです。

「両目を使う」という意識を持ったおかげで、利き目に頼りがちだったところをもう片方の目も使うことで負担が減り、余裕が生まれたのでしょうか?楽譜を見るという行為も「一生懸命に見にいってしまう」といった視界を狭めることなく、楽に「目に入ってくる」という体験ができました。

それにプラスして、「目だけで見るのではなく、目から入った画像が頭の奥の方に投影される」イメージを追加する事でさらに目が楽になりました。そして目が楽になると何故か周りの音に意識が向けられるのは本当に不思議でした。

「私こんなに周りの音が聞けるんだ!」と嬉しかったです。これは普段の合奏でも使ってみようと思います。

今回はアンサンブルで色々な曲を吹けたのですが、周りの音や雰囲気をよりキャッチできる状態でのアンサンブルはいつもにも増して楽しかったです。

共演者の音が楽に耳に入ってくるので合わせやすいし、お互いに空気感を共有しての演奏という感じで結束力が強まり、響きも暖かく聞こえました。

さらに、打ち合わせなしでもリタルダンドやフェルマータが自然に合うのは凄いと感じました。

そして、後日、大好きなクラリネット奏者の演奏会を聴きに行ったのですが、グループレッスンで学んだ目の使い方をしながら聴いてみました。

いつもなら、ついついクラリネットの音だけ集中して聴いてしまうのですが、グループレッスンのアンサンブルで体験したのと同じように全部の音が素晴らしく調和して聞こえました(クラ+バイオリン+ピアノ)。

いつもの演奏会よりさらに楽しんで聴けた気がします。そして目も疲れず最初から最後までリラックスして楽しめました。

その後のお茶会も参加者同士で話せたり演奏を聴いたりと、クリスマスパーティーのようで盛り上がり楽しかったです。今回も情報が盛りだくさんのグループレッスンをありがとうございました。


ありがとうございました!不思議なことが沢山起こりましたが、それがそもそもの人間の能力なんですよね。早速演奏会でも活用されていてさすがです。色んな場面で実験してみてください。


1〜4月のグループレッスンの日程、内容はこちら↓

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