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「緊張対策をすることで、本番で出来ることが増えてきている気がします」緊張対策グループレッスンご感想・10/16

先日の緊張対策グループレッスンのご感想、発表会に参加された方からもいただいているのでご紹介します。

・緊張対策グループレッスンに何度も参加することで、本番でできることが増えてきている気がします。練習してきたことを本番で出せるのは嬉しいです。

・こんな事で緊張すると言ったら小心者と思われてしまうかな?と出した内容が、周りから「わかる〜!」と共感していただけたのも、自分だけではないのだと安心できました。

・今までは舞台で笑顔なんて出せていなかったのですが、何回かの緊張対策のグループのおかげで最近は本番で少しづつ笑顔がだせるようになってきたのが嬉しいです

・「これが自分の歩き方なんだ」と思って歩く。会場に入る時からお客さんに向き合ってみる、などいくつかのアドバイスをいただき再挑戦しました。その結果、周りからは「落ち着きが出て笑顔も自然に出ていた」「部屋の雰囲気が暖かく華やかになった」など自分からは思いもしなかった感想をいただきました。

・改めて思うのですが、こんなところから教えてくれるところが他にあるだろうか?と。この機会に恵まれた自分は本当にラッキーだと感じています。

他の参加者の方も2回目(先生との会議後)からガラッと雰囲気が変わっていました。本当に皆さん「別人?」と感じるくらいでした。

・今までなら演奏後に頭を抱えて「沢山失敗してしまった!もうダメだ!」だけしか考えられなくなっていましたが、最近は自分でできた点にも着目できるようになったのに驚きました。あと、できなかった点に関しても、緊張が極限状態になるとどの箇所に影響が出るのかが見えたのが収穫だったと思います。

・あとグループレッスンへの参加を重ねるにつれて、自分のネガティブ思考がプラス思考に移り変わりつつあるのが感じられて驚いています。それが演奏に影響を大きく与えているのも感じています。


ありがとうございました!発表会でも成果が出せていましたね。これまでの準備の賜物だと思います。また演奏聴かせてください。



*ご感想全文


AT———————
今回のグループレッスンでは緊張対策というテーマでしたが、毎年発表会前に開催していただいていて自分的には精神的に大きな助けになっています。もちろん発表会だけでなく所属している楽団の演奏会でも役立っているので、回数を重ねるごとに本番でできる事が増えていっている気がします。練習をしてきたことを本番で出せるのは嬉しいです。

実は今回、時間を勘違いして遅刻をしてしまって、頭の中が「遅刻してしまった!ごめんなさいごめんなさい〜!」とぐるぐるのパニックでの到着となりました。焦り過ぎてメールさえ普通に打てず、5回くらい打ち間違っては消してを繰り返してやっと送信できました。完全に視界も数センチまで狭まっていたかと思います。

到着次第急いで準備しましたが、その際先生が言ってくださったことで、この状況(トラブル時)も緊張時に自分がどうなるのか経験として役立った事がわかりました。ちょっと我に返ってトラブル時の自分に起こっている身体や心の変化を色々と観察できたのが面白かったです。

席についてから先生や他の参加者の方のご配慮ですぐに場に溶け込めたのですが、その際急に視界が広くなったのがわかりました。

参加者同士でそんなときに緊張するかを話し合ったのですが、皆さんが大体同じ場面で緊張する事がわかりました。こんな事で緊張すると言ったら小心者と思われてしまうかな?と出した内容が、周りから「わかる〜!」と共感していただけたのも、自分だけではないのだと安心できました。

緊張すると身体に起こる変化についても話し合いましたが、みんなそれぞれ色々あるのだと思えました。その後で皆んなが緊張緩和のためにやっていることもすごく参考になりました。

また、ある方が、緊張は防衛反応なので良いことだと考えている(自分の味方につける)と言っていましたが、この意見は今までの緊張対策のグループレッスンで学んできた事が生かされていて素晴らしいなと感じました。私も緊張をポジティブに捉えて味方につけていけるようにしていきたいです。

それと、今回も重要だと再認識できたのが「笑顔」についてです。
今までは舞台で笑顔なんて出せていなかったのですが、何回かの緊張対策のグループのおかげで最近は本番で少しづつ笑顔がだせるようになってきたのが嬉しいです。

前回楽団の本番を見にきてくださった方から「舞台で笑顔ができていた」と言っていただけて「あ、自分もできているんだ!」と自信がつきました。先生も顔の筋肉と心臓の動きとの関連性、笑顔を作ることは落ち着きにつながることを説明してくださってとても理解が深まりました。

その後、入場からチューニングしてお辞儀をして、までの一連の動きを各自実践してみましたが、これがとても面白かったです。

私の番では、まず1回目。私は舞台に上がるまでに、落ち着きなくサカサカと忙しなく入場して、周りを待たせちゃいけないとばかりに焦って譜面台を調整して、みたいになりがちなので、見ている人にも落ち着きのなさを感じさせてしまいがちです。そこで今回の実践では、なるべくゆったりと時間を使おうと「歩きに全集中」しすぎてかえってギクシャクしてしまいました。なんとか演奏位置にたどり着いて、譜面台を調整する段になってから「ゆっくり!ゆっくり!」と自分にブレーキをかけつつ調整。チューニング。「ゆったり!ゆったり!」と考えながらおじぎ。この時点で結構精神力を使ってしまい、疲れてしまいました。

そこで一旦扉の外に出て先生と会議。そこでは「これが自分の歩き方なんだ」と思って歩く。会場に入る時からお客さんに向き合ってみる、などいくつかのアドバイスをいただき2回目に再挑戦しました。

その結果、周りからは「落ち着きが出て笑顔も自然に出ていた」「部屋の雰囲気が暖かく華やかになった」など自分からは思いもしなかった感想をいただけました。

自分でも、さあ、これから演奏するぞ!という前向きな感情もでました。これらのことからも、舞台に出て演奏するということは、既に入場から舞台は始まっているんだなと認識できました。入場からお客さんを招待する雰囲気が作れていないと、演奏が始まる前からお客さんに心配させてしまうのだと思うと怖いことだと思いました。

改めて思うのですが、こんなところから教えてくれるところが他にあるだろうか?と。この機会に恵まれた自分は本当にラッキーだと感じています。

他の参加者の方も2回目(先生との会議後)からガラッと雰囲気が変わっていました。本当に皆さん「別人?」と感じるくらいでした。もちろん見ている方も「素敵な演奏が始まるな」という期待感、歓迎されて招待されているような心地よさを感じました。これを実践できるかできないかで聴衆側の演奏会を聞いた満足感が50%増しくらいにアップするのではないでしょうか?他の参加者の激変ぶりを見られて、ここでもグループレッスンでの醍醐味を味わえました。

CLA―――――――
今回のクラリネットグループレッスンでは本番の擬似体験ということで、会場の他の参加者の方達の前で演奏&希望者はインスタで配信できるというものでした。

人前で演奏するというだけでもう充分な気がしますが、今回は未知へのチャレンジとして配信を希望させていただきました。
来月の発表会に向けて練習中の曲ですが、(言い訳ですが)まだ未完成。それを教室のアカウントで配信という極限状態での演奏はなかなか経験できる事ではないと思い、あえて選択させていただきました。

結果は自分が思う最悪の事態は全部経験できました。音がひっくり返ったり、息継ぎが計画的にできなくて音が飛んだり、練習してできていた箇所ができなかったり。。。
演奏中にも音楽から気持ちが離れて「配信を聞いた方から教室宛に苦情が来たらどうしよう」とかグルグル考えてしまったりもしました。

でも最近グループレッスンや個人レッスンのおかげで、自分を褒めてあげることもできていることに気づきました。

自分でできたなと思えた点は「怖いことに積極的にチャレンジできた」「できない箇所に引きずられずに次!と思えた」「音がだんだんひっくり返ってしまっても長い休符の後でリセットできた」「やばい、できない!と思っても最後まで頑張って通せた」ということです。

今までなら演奏後に頭を抱えて「沢山失敗してしまった!もうダメだ!」だけしか考えられなくなっていましたが、最近は自分でできた点にも着目できるようになったのに驚きました。あと、できなかった点に関しても、緊張が極限状態になるとどの箇所に影響が出るのかが見えたのが収穫だったと思います。

発表会まであまり時間がないのですが、時間が無いなりに改善目標が見えたので、これらを本番前までにできる範囲でクリアしていけたら良いなと思えました。一つでも改善できたら本番で今より良い演奏ができるという事ですから。あと、本番では今日のATグループで実践したこともプラスできたら嬉しいです。

演奏前に先生が「ゴール設定」と書いた紙をくださって、そこに「演奏前・中・後にどんな気分を味わいたいか」「それを味わうためにしたいこと・やめたいこと」「結果はどうだったか」の項目があり、私は初めの項目に「自分の好きな曲を楽しんで演奏して、聴いている方にも楽しさを伝えたい」と書き込みました。

演奏後に、自分では「必死過ぎて全然楽しくできなかった〜!」と思っていたのですが、聴いていた方の一人から「楽しそうだった」と言っていただけて驚愕しました。そこで思い起こしてみると、「あ、そういえば楽しいと思った箇所もあった!」となりました。

「それを味わうためにしたいこと・やめたいこと」には「決めて行動したい」「できなかったことに執着せず次に意識を向けたい」「妄想してグルグル考える事をやめたい」を書き込んでいましたが、そういえばこの項目では半分以上達成できていた!と気づきました。
少しづつ自分も進化しているのだと感じられて嬉しかったです。

他の方たちの演奏も素晴らしくてとても刺激になりました。帰りがけに他の方たちとお互い賛辞を伝え健闘を讃え合えたのも充実の時間でした。今回も参加できて良かったです。ありがとうございました。
毎回毎回とても面白くて、目から鱗の連続です。

時間を勘違いして遅れてしまってすみません。。。でもそれが今回のテーマの事例として緊急時に自分に何が起こるかを観察できました。
あとグループレッスンへの参加を重ねるにつれて、自分のネガティブ思考がプラス思考に移り変わりつつあるのが感じられて驚いています。それが演奏に影響を大きく与えているのも感じています。

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