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2/19グループレッスンレポート「ATを使って演奏前のウォームアップ」「スタッカート」

2/19のグループレッスンレポートです!今回は常連の方と2回目の方、初参加の方の4名でした。

ATグループのテーマは「ウォームアップ」です。

演奏前にストレッチや体操などやっている方も多いと思いますが、それらウォームアップにATを使ってみよう!という内容です。

最初に皆さんに普段やっているウォームアップをお尋ねしました。楽団の練習前のルーティンでラジオ体操をやっている方がいらっしゃったので、みんなでやってみました。ラジオ体操の中には演奏に直結する動きが結構入っています。

ラジオ体操第1

ルーティンのラジオ体操も、空間に意識を向けたり、動ける箇所に意識を向けたり、頭や足の存在に気付きつつ動くと普段と違う気づきがあったようです。

しかしラジオ体操というと全員無意識に身体が動くのがある意味すごかったです。我々だいぶ仕込まれて来ていますからね(苦笑)

ラジオ体操は、一部身体の動きに反した動きも入ってはいるものの、身体を一通り動かせるのでウォーミングアップには良いと思います。

私からは主に、首から上のウォーミングアップをご紹介しました。

演奏で酷使する目、耳、舌、アゴ・・・ここもウォーミングアップやリセットが必要なところです。本当にお勧めなので、演奏前や休憩の時にやってほしいです。

舌のウォーミングアップ


あともう1つお勧めしたのは、楽器の組み立てにATを使うことです。

身体の動きももちろんですが、これから演奏に向かう心の準備としてもお勧めしたいものです。これは以前もご紹介しましたが、それから気に入って毎日やっているという方もいらっしゃってとても嬉しかったです。

インスタライブでも楽器の組み立て方の時に少しお話ししているので、よかったらご覧ください。(ライブ後半です。画面が暗いですがちゃんと見れます)


アクティビティの時間では、アンブシュアの動きを探究しました。

本来は何時間(何ヶ月も)もかかるものを短い時間でやったので、若干駆け足でしたが、手順を踏んでやっていただきました。これはほとんどの方の課題だと思うので、見学するだけでも学びが多かったのではと思います。

私がいつもお伝えしているのは、必要なことをやるだけでちょうどいいアンブシュアが生まれるというものです。

アンブシュアを基礎から

よく言われる「アゴを張って」「笑顔のまま吹く」は一言も言いません。でもそれより格段に質の良いアンブシュアができるのです・・これは体験者にしかわからないと思います。興味のある方はレッスンで練習しましょう。

アンブシュアについてはアクティビティの時間でもできますし、アンブシュアがテーマではない回でもご希望でしたら取り上げるので、アンブシュアがテーマの回まで待たなくても大丈夫です。


クラリネットグループのテーマは「スタッカート」でした。

スタッカートの手前のテヌートタンギングについても練習しました。

それぞれの方が課題を持ってレッスンに臨まれましたが、全部傾向が違ったので色々な面からタンギングやスタッカートを学んで練習できたと思います。

舌の位置について話している模様

基本的な舌の位置、舌をリードにつける面積、リードにつける時間、リードにつける強さから、影響する心構えや、より質をあげる基礎的な練習方法など、色々でしたね。

また倍音練習が出て来たのも興味深かったです。テーマが変わっても倍音練習が出てくるということは、どんなテクニックでもリードの押さえ方、息の速さ、アンブシュアなどがキモだということです。

最後に倍音練習のやり方と、指の動きのコントロールについてご質問があったので練習しました。お二人のご質問でしたが、これらも他の方に共通する重要なテーマだったと思います。(なので質問を飲み込むのは、皆にとっても大きな損失なのです・・!!)

今回はテクニックの基礎を沢山練習しました。グループレッスンでやることは全ての土台なんです。ソロを吹く時も、個人練で1つの音を出すのも土台は同じです。地味すぎる〜と思う方もいるかもしれませんが、土台を築くのが結局は1番の早道なのです。

今回も内容が濃かったです。初めての方や2回目の方も積極的に参加してくださり何よりでした。次回は3月(満席)です。また一緒に練習しましょう!

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