身体の痛みとアレクサンダーテクニーク
ATは医療行為ではありません。痛みを治すという目的ではレッスンはしてません。・・・が、結果的に痛みがなくなってしまうということは起こります。
私も生徒時代、レッスンで股関節の違和感が無くなってしまったことがありました。当時は自分でもATを使っていたのですが、それでも股関節に痛みの手前ぐらいの嫌な感じがありました。
レッスンでは先生がハンズオン(身体に手を添える)で動きのサポートをしてくださいました。その後歩いてみると、違和感が消えているのです。
先生は「股関節に問題があるんじゃなくて、頭と脊椎だね!」とおっしゃっていました。頭から遠い股関節もそうなのか・・と思ったのを覚えています。
先日も駅までの道を歩いていると、膝が痛くなってきました。普段全然痛くないのにおかしいな〜と思い、より意識的にATを使って歩くと、徐々に痛みが消えて快適に歩けるようになりました。
頭と脊椎の関係性をお願いして身体が勝手にバランスを変えてくれたのですが、やはりここでも頭でしたね。この時はかなり意識的に使い続けることが必要だったようです。
この体験を言葉で表すのは難しいのですが、身体の可能性を感じられるのがATです。これからは病気や怪我の予防が大事になってくると思うのですが、ATはその役割を十分果たしてくれると思っています。
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