見出し画像

教えるのが楽になる身体の使い方

教える仕事は好きだし楽しいのに疲れる、もっと楽に教えたいという方へ。教えるときの身体の使い方、ご紹介します。

今日ご紹介することは、先日のグループレッスンでも取り上げました。



さて本題です。レッスンの時に、生徒さんの音や動きをどう観察していますか?

疲れてしまう時は、こうなっているかも。

しっかりレッスンしようと、生徒さんの音をしっかり聴いて、しっかり見る。こんな矢印が向いてませんか?この矢印が疲れる原因の1つです。

情報をしっかり取りに行こうとすると・・・
首が前に出て
それによって首まわり背中腰がガチガチ 
目に余計な力が入り
耳に余計な力が入り
頭に余計な力が入り
アゴに余計な力が入り
とても疲れる。

自分が快適じゃないのでイライラ、それを抑えようとして疲れる、うまく教えられなかったと落ち込む・・一生懸命やっているのにイマイチ成果が出ない。


お勧めしたいのはこっちです。

「情報を取りに行く」のではなく「情報を受け取る」

矢印が緩やかに自分の方を向くイメージです。

一生懸命教えようとすればするほど、目や耳を凝らしたくなりますが、そもそも情報は取りに行かなくても入ってくるもの。放っておいても耳には音が入ってくるし、目を開けているだけで生徒さんの様子が見えます。

情報を受け取るモードになると、頭が身体の一番上に乗りやすくなります。すると
→頭を骨で支えられるようになる
→筋肉の負荷が劇的に減る
→身体が楽に動きやすくなる
→頭を支えていたエネルギーを他に使えるようになる
(頭の重さは約5キロです)

その結果
→首回り背中腰が楽
→目や耳が緩むので情報が入ってきやすい
→アゴも頑張らなくていいのでスムーズに話せる
→自分が楽なので穏やかにレッスンできる
→脳への酸素供給や神経伝達がスムーズになるので的確な指導ができる

どんな変化が起こるかはその方次第です。やっぱり教えるの楽しい!もっと教えたいな〜 となるかもしれません。

「情報を受け取る」モード。これは教える時の基本です。私もいつも身体にお願いしています。レッスンの最初だけでなく、レッスン中何度も身体にお願いします。

「頭がふわっと身体の上に乗っていて、身体全体が動ける・・・そして情報を受け取り続ける、情報処理は脳に任せる・・」

これでレッスンしてみると何が起こるでしょうか?面白そう!と思ったらぜひやってみてください。



サポートいただけると大変喜びます!