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3/21グループレッスンレポート「目の仕組み、使い方、休め方」「歌い方、音楽表現」

3月2回目のグループレッスン終了しました!今回は2名の方のご参加。2〜3名のレッスンもいいな〜と改めて思いました。

レッスンの大筋は3/6と同じですが、2回目は自動的にちょっとアップデートされます。

ATグループでは目の仕組みのレクチャーを少しアップデート、使い方も実践を増やし、休め方も2つ新しい方法をお伝えしました。

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(動くものを見るときの目の使い方をやっています)

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(これも休め方。かなり効果あります)


後半のATのアクティビティでは、

・重いショルダーバッグを襷掛けにして買い物

・仕事中に字を書く

・ヴァイオリンの弓の使い方

この3つのご希望が出たので、ATを使ってみたらどうだろう?と探求してみました。

ショルダーバッグのアクティビティでは、改めて身体の動く場所を全部思い出す+バッグを手に取る動きから見直してもらった結果、腰の負担が軽くなったというご感想をいただきました。

「字を書く」では必要以上の力に指が力んでしまうということでした。ペンと身体の関係、ペンの役割を改めて捉え直し、ATを使った結果、力みが綺麗に抜けてしまったとのことです。こういうアプローチの仕方はATならではと思います。

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(字を書く)

「ヴァイオリンの弓の使い方」は、「ここは動かさない」「ここは固めておく」の捉え方をアップデートしました。

身体のどこかを動かすと、必ず全身が連動して動くので「動かさない」「固める」という表現はできれば避けたいのです。代わりに必要な動きの仕組みなどや考え方をお伝えしました。

今回の参加者の方は何度かATグループを受けてらっしゃるせいか、ATによる変化を楽しんでいる様子で嬉しかったです。レッスンの時だけでなく、日常でも動きに興味を持たれているのも素晴らしいなと思いました。

ATも色んなレッスンがありますが、私は日常にすぐ生かせて、かつ少しずつ身体が本来の機能を取り戻し、実力を発揮できるようになるお手伝いが出来たらいいなと思ってレッスンしています。


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クラリネットのグループは「歌い方、音楽表現」でした。まずは曲を吹くにあたって捉えておきたい大枠と、その中でできることを考えてみました。

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(まだまだありますね。)

音楽は決められた大枠がありますが、その中でできることは無限と言っていいほどあります。大枠の中で何をどうしていこうかな?と自分で考えて、やることを自分で選択し、実行していくのが音楽作り。先生はそのお手伝いをする役割です。

実際に大枠の中でプロのプレイヤーはどんな選択をして演奏しているのか?CDで三人の方のサン=サーンスを聴いてみました。音色や抑揚の付け方やルバートの仕方、テンポの選択などが皆違っていたのが面白かったですね。

何を選択するかで個性が出てきます。奇をてらわなくても、自分が納得したものを選択すれば勝手に個性は出てくるのです。全く同じ選択をする人はいないので、全員違う演奏になります。これはプロもアマチュアも同じです。

後半はお一人ずつレッスンです。

拍子の取り方、テンポが速くなってしまう原因や対処法、跳躍の手前の吹き方、下降形の吹き方、タンギングの仕方、ピアノ譜をみておくことの利点などを中心に練習しました。

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ATレッスンでもやった、楽譜を読むときの目の使い方も復習しました。どう目を使って楽譜を読んでいくかで演奏にも変化が起こって、やっぱり目の使い方って本当に大事だなと思いました。

手前味噌ですが、毎回楽しく和やか、もちろん学びも盛り沢山なので、まだ体験していない方にもぜひ来ていただきたいです。次は4月、ピアノの先生をお迎えしての実践、4/29です。3月に参加していない方も参加できます。


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