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AT・Clグループレッスンレポート「細かい手先の作業」「ラのキー攻略」

グループレッスンレポートです!今回もグループレッスンならではの学びがあってとても面白かったです。

ATレッスンの前に最近のシェアをして頂くのですが、生活や仕事、演奏、レッスンなど色々な場面でATを使うようになったというお話が多く聞けて嬉しかったです。

ATを使うのは忘れやすいですが、気にせずこの調子で使ってほしいなと思います。

シェアの時間は、いい報告だけでなく最近のモヤモヤや出来なかったことなども任意でお話ししてもらっています。話すことで整理できたり、身体の緊張も和らぐのではと思います。


ATグループレッスンは「細かい手先の作業」です。
細かい作業は目が疲れたり肩がガチガチになったり、息が止まっていたりと、難易度の高い動きの1つだと思います。

今回はそれぞれの方のご希望の動きにATを使ってみました。「ビーズ細工」「字を書く」「メモを取る」「折り紙で鶴を折る」にATを使いました。


ビーズ細工にATを使う

ATを使うことで、色々な気づきがあったと思います。知らず知らずに身体に鞭打っている、やりづらい体勢を取っている、必要以上に急いでいる、部分に集中しすぎるなど・・これにいい悪いはありませんが、身体が動きやすいかというとどうかな?と思います。

ATを使って身体全体を思い出したり、動きに気づいたり、新しい動きを試したり、邪魔する考えに気づいてやめていくと、身体が楽になるだけでなく思わぬ結果が付いてきたり、自然と別の方法ができるようになったりと面白いことが沢山起こりました。参加者の方同士でアイデアをシェアしていたのも素敵でした。

ATを使うと自然と表情が緩んで笑顔になったり、身体が動きやすくなる事が多いですが、これは何か頑張ったからではなく、不必要なことがoffになり、必要なことがonになるからかなと思います。

折り紙や字を書く、作品を作るなどは、形として結果がはっきり出るので面白いです。よかったら試してみてください。

千羽鶴の折り紙は小さい!




クラリネットグループは「ラのキー攻略」でした。
正確にはラのキーとその周辺のキーの操作、ラと他の音との跳躍の練習です。

ラのキーの操作は綺麗に吹けない原因の1つなのに、意外と詳しくは習わないのでは?と思って今回取り上げました。

それぞれご希望の課題で練習しました。楽団の曲や、指の訓練のエチュードなどを使いました。


キーを意識的に押さえるか、勢いで押さえるか、音を聴きながら押さえるか、作業的に押さえるかでもだいぶ差が出ましたね。

キーの操作に問題はないのに繋がらない時もありました。アンブシュアが問題だったり、楽譜の捉え方、考え方が問題なことも。キー操作は色々なところと繋がっています。

また、指以外にも意識を向けて、邪魔しているものを除いたり動きを更新するような練習をしてもらうと、仕上がりはもちろん、音色も自然と変わっていきました。こういう時にフィードバックをもらえるのがグループレッスンの良いところです。(うなずきが止まらない、思わずコメントしたくなる)

アゴ、重要です!

邪魔をしている原因や足りないところの見立てができれば、個人練でも的確な改善ができると思います。見立てができると練習が効率的になるので、時間も体力も節約できます。

グループレッスンで他の方のレッスンを見学すると、見立てのパターンを沢山見られます。これはかなり貴重、グループレッスンならではです。見学した事が生かせると、周りとの差はかなり出てくると思います。(というか勝手に頭一つ出てしまいます)
指導で悩んでいたり、自分の指導を振り返りたい方にもお勧めです。ぜひ参加していただきたいなと思っています。

とはいえ見学のみの募集はしていません・・(あしからず)
参加して見学のメリットも得ていただきたいと思います。

6月わずかですが空きがあります。

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