見出し画像

11/23グループレッスンレポート「ATの原理」「タンギング基礎」

ATのグループでは、これまでお勉強的な説明をしてこなかったので、ATの基礎知識的な内容を扱いました。ATの発祥、重要ワード、実際に使ってみる、色んな言葉で方向性を出してみるなどをレクチャー、皆で実践しました。

ATって何?という説明はこの世で一番難しいと思っているので、再度アレクサンダーさんの本を読み直して臨みましたが、なんとか伝えたいことは話せたかと思います(とはいえほんのさわりですが)。

参加者の方もATに興味を持ってくださっているせいか理解も早く、積極的に動きを試したり、ガイコツを観察して色々な発見をされていました。

実際にATを使うところでは、歩く、階段を登るなどの動きをやってみました。

階段を登る

最後にアレクサンダーさんの著書や、日本人教師の読みやすいAT本もご紹介しました。本では限界がある反面、本を読んで腑に落ちることもあるので、色々な面からATに触れていただけるといいかなと思います。



クラリネットはタンギングの基礎を練習しました。
参加者の方のやりたい課題(楽団の曲、スケール、基礎練のタンギング)で個人レッスンしました。

タンギングというと舌にフォーカスが当たりますが、舌だけでなく色々な要素が絡んでいます。今回も基礎的な吹き方や、音を出す前の準備、息の出し方、頭の中の拍子感、方向性など、上手くいかない原因が舌以外のところにあることも多かったです。

また、真剣になりすぎて出来なくなる現象も複数の方で起こりました。頑張ってるのにイマイチな時は大抵こうなっています。こういう時は・・・効果てきめんなことがありましたよね。

難しいとされるテクニックも、原因はそのテクニック自体に無いことも多いので、周辺にも視野を広げて練習すると上達が早いと思います。その原因を見つけるのが私の仕事でもあります。

参加者の方々のおかげで今回も終始和やかに、楽しいグループレッスンになりました。楽しく上達できる安心な場所を作りたいと思っていましたが、それが現実のものになってきてとても嬉しいです。

同じ内容で27日にも行います。12月にもATの原理を扱います。残席わずかです。

ここから先は

0字
心と身体の緊張を解くヒント 演奏を向上させる知識やアイデア アレクサンダーテクニークを使った楽器奏法 クラリネットの奏法、力を発揮できる考えかたや習慣を身につけたい方におすすめです。

【全記事読み放題】 ほぼ毎日更新! アレクサンダーテクニーク・クラリネット教師の豊永よしこがレッスンでお伝えしているエッセンスを投稿してい…

サポートいただけると大変喜びます!