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動きの改善にはこれが欠かせない

もっと楽に楽器を持ちたい
音を響かせたい普
段から楽に動きたい

・・これらを叶えるには、今とは違う動きの習慣をつける練習が必要です。

今と違う動きにするには、何百回も繰り返し身体に馴染ませるなどが一般的ですが、これではちょっと変化するだけ、結局は自分の慣れた動きに戻ってしまうのです。

アレクサンダーテクニークのレッスンでお伝えしているのはこれです。

「動きの前に少し間を取る」

とっさに起こる動きは反射的な慣れ親しんだ動きです。それとは違う動きを生み出すには、動きの前に「間」を取るのがとても大事なのです。

先日のATグループレッスンでのレッスンをご紹介します。テーマは「楽器の入った重いリュックを持つ」です。こんな手順で動いてみようという提案をしました。


頭と脊椎の協調作用をお願いする(頭がふわっと身体の上に乗っていて・・etc)
とっさにリュックに手を伸ばすのをやめ
リュックとその周辺を視界に入れながら
どちらの手でリュックのどこを持ってどう背負うかを頭の中でシミュレーション
再び頭と脊椎の協調作用をお願いしながら
実際にリュックを背負う


それぞれ数秒〜数十秒の間を取っています。その「間」の時にやることが、動きの変化を起こすのです。

間を取ることで新しい動きになり「いつものリュックの重さじゃない!軽い!」とか「足取りが軽い!」という結果が生まれます。

現代人のほとんどが忘れてしまっている「間を取る」。本当にこれだけで様々な変化が起こります。数秒で動きの質が激変するとしたら・・ぜひ試してみてください。


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