見出し画像

「細かい手先の作業でも、楽器練習と同じクセが邪魔していることに気づけました」グループレッスンご感想・5/14

(ATレッスンで)ビーズ作品作りの様子を見ていただいたのですが、楽器演奏の時とほぼ同じな癖が作業の邪魔をしていることに気づけました。作品作りには肩こりが常にセットで、大変な思いをした先にご褒美(完成品)と出会えるのだと思っていました。

「過程を楽しむ」ということを忘れていたことにも気づけました。楽器の練習でも同じで、大変な思いをして練習して本番を目指すだけでは大部分が苦しいばかりで、楽器を吹くという楽しさを忘れがちであったなぁと思いました。

ATを使いながら作業してみると気持ちが穏やかで、ゆっくりと楽しみながら作品の完成に近づいていくという、いままでと正反対な感覚に正直戸惑いましたが、身体がふわっと楽なことにも気づきました。

(折り紙で鶴を折る)普通に折ったものとATを活用して折った鶴には明らかな差があり、全員が後者の方がクオリティが上がっていたのに驚きました。

(クラリネットレッスンでの提案で)「A管はB♭管とは違う楽器だと思って、それなりの吹き方をしてみよう」というのがあり、いろいろなことに合点がいきました。

普段多く使うB♭管の吹き方で吹いて、やりづらさを感じていたのですが、そりゃそうだなと。自分なりに「じゃあこう吹こう」と思って吹いたら違和感がかなり減りました。

「楽譜に書いてある音の役割を理解して吹く」というアドバイスを実践したら鳴りにくい音がしっかりつながりました。ここでも事前の譜読みの重要性を再認識しました。

音がつながりにくい箇所で、顎の骨がどこから動けるのか理解しての演奏で、音がクリアに聞こえた上に空気が通りやすくなったのには驚きました。

今回も自分だけでなく、他の方のレッスン見学でいろいろな収穫がありました。他の方からの意見や感想も頂けるし、グループレッスンはこういうのが嬉しいですよね。


ご感想ありがとうございました!少しずつ実践していくと、気がついたら別人のようになっているかもしれません。

6月レッスンまだ入れます。久しぶりの方、初めての方も歓迎です!




✳︎ご感想全文
AT――――
今回のグループレッスンでは、細かい作業にATを活用する内容で、アクセサリー作りが趣味の私にはぴったりだと思って楽しみに参加させていただきました。

実際にビーズ作品作りの様子を見ていただいたのですが、楽器演奏の時とほぼ同じな癖が作業の邪魔をしていることに気づけました。作品作りには肩こりが常にセットで、大変な思いをした先にご褒美(完成品)と出会えるのだと思っていました。

その時に「過程を楽しむ」ということを忘れていたことにも気づけました。楽器の練習でも同じで、大変な思いをして練習して本番を目指すだけでは大部分が苦しいばかりで、楽器を吹くという楽しさを忘れがちであったなぁと思いました。

ビーズを触って持ち上げる、糸に通すこと自体をゆっくりと楽しめるのって今までにありませんでした。AT活用しながら作業してみると気持ちが穏やかで、ゆっくりと楽しみながら作品の完成に近づいていくという、いままでと正反対な感覚に正直戸惑いましたが、身体がふわっと楽なことにも気づきました。

まだまだ気を抜くとすぐにギュッと体を縮めてせっせと機械的作業にもどってしまうのですが、今回教えていただいた新感覚を作品作りに取り入れてみようと思いました。

周りの方が気づいてくださったのですが、普通に作業していた時に眉間にシワが寄っていたようですが、ATを活用しての作業では表情が緩んで眉間のシワが消えていたそうです。趣味で楽しいつもりが身体にとっては苦行だったのかなと驚きました。

そのうちATを活用した作品としていない作品を比べてみたら面白そうだと参加者同士で盛り上がったのも楽しかったです。

他の方の実践で印象に残ったのが、文字を書く時に「頭の中のスピードと書くスピードをそろえる」というテクニックです。

いつもメモをとる際に間に合わなくて焦ったり、後で見返した時に何を書いたかわからなくなったりしがちなのですが、これだと頭の中も整理しつつ落ち着いて書けそうです。

最後に参加者みんなで極小の折り紙で鶴を折る実践をしましたが、これも面白かったです。

普通に折ったものとATを活用して折った鶴には明らかな差があり、全員が後者の方がクオリティが上がっていたのに驚きました。細かい作業には肩にグッと力を入れてしまうのですが、それに気づくたびにやめて周りの空間を意識してゆったり…といった状態での作業でしたが、ATを活用した方は意外にも時間がかからなかったとも感じました。できた折り鶴にはなんだか愛着が湧きました。

CLA――――
今回は「ラ」のキー周りについてのテーマだったので、私はあえて苦手なA管を使った曲をみていただきました。

その際先生から頂いたアドバイスで「A管はB♭管とは違う楽器だと思って、それなりの吹き方をしてみよう」というのがあり、いろいろなことに合点がいきました。普段多く使うB♭管の吹き方で吹いて、やりづらさを感じていたのですが、そりゃそうだなと。自分なりに「じゃあこう吹こうと」思って吹いたら違和感がかなり減りました。

他にも、「楽譜に書いてある音の役割を理解して吹く」というアドバイスを実践したら鳴りにくい音がしっかりつながりました。ここでも事前の譜読みの重要性を再認識しました。

他の方のレッスンでもラのキーへのスムーズな指の移動方法や、柔らかな指の使い方などの実践による変化などを目の当たりにできました。

あとこれも重要だなと思えたのが、顎の使い方です。音がつながりにくい箇所で、顎の骨がどこから動けるのか理解しての演奏で、音がクリアに聞こえた上に空気が通りやすくなったのには驚きました。

今回も自分だけでなく、他の方のレッスン見学でいろいろな収穫がありました。他の方からの意見や感想も頂けるし、グループレッスンはこういうのが嬉しいですよね。

ここから先は

0字
心と身体の緊張を解くヒント 演奏を向上させる知識やアイデア アレクサンダーテクニークを使った楽器奏法 クラリネットの奏法、力を発揮できる考えかたや習慣を身につけたい方におすすめです。

【全記事読み放題】 ほぼ毎日更新! アレクサンダーテクニーク・クラリネット教師の豊永よしこがレッスンでお伝えしているエッセンスを投稿してい…

サポートいただけると大変喜びます!