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11/20エチュードチャレンジ!グループレッスンレポート

(今回は写真係が社員旅行で留守だったため、写真はお休みです)

2回のレッスン+インスタライブ付きのローズの32のエチュード1番を練習するグループレッスン、2回目が終了しました。皆さん1回目よりリラックスされていて良かったです。

1回目は、参加するからには間違えないようにしっかり練習して臨まねば!インスタライブで聞いたことは全部できるようしておかないと!で緊張感が半端なかったのですが・・2回目の今回は、前回より実験の場、失敗できる場として参加していただけたと思います。

まずは個人レッスンで、練習したいところをお一人ずつレッスンしました。ブレスを続かせたい、速いブレスをしたい、トリルを練習したいなど、色々でしたが全部難しいポイントだったので、他の方にも役立っていたと思います。(頷きが激しかったです笑)

練習の仕方やコツをお伝えしたり、身体の使い方や考え方を変えるだけで変化する様子を拝見すると、ただ知らないだけ、忘れてるだけなんだと毎回思います。知らなければ習えばいいし、忘れていたら思い出せばいいだけです。

知らないこと、忘れていることをお伝えするのが私の役割です。どんなことをお伝えすればいいのか、何を思い出してもらえばいいのか、どう使い方を変えればいいのかなどは瞬時に分かるので、それを頭の中で順序を整理してお伝えしている感じです。

レッスンの後はリレー演奏です。1番を8~10小節ずつに分けてリレー演奏します。今回は全員が全部吹けるように、担当を変えて3回演奏しました。

前回のレッスンではテンポを皆で相談しましたが、今回は最初のフレーズを担当する方が決めました。これを決められない方、苦手な方はとても多いと思いますが、ある程度音楽経験があれば誰にでも決められることだと思います。

決められない、難しいと思うのは、何が正しいか間違ってるか基準で考えているからかも。正しいテンポで間違いなくやりたいというのも分かりますが、残念ながらテンポには確固たる正解がないのです。

私がお勧めしているのは、全体の流れと最初にある表示を見て(今回の課題なら「Andante Cantabile」)その上で自分が心地よいテンポにすること。本当に心地よいなら、不思議と他の方にもしっくりくるのです。これは人間共通の生体リズムのようなものがあるからだと思います。自分が感じたことを信じて、迷いなく吹くのをお勧めします。

途中のrit.フェルマータから次に入るタイミングも、1回目より落ち着いて間を取って入れていました。間を取るのが怖い、どのタイミングで入ったらいいのかわからないのも、テンポ決めと同じです。正解を探していたり、身体が固まっていると上手く出来ないことが多いです。

エチュードのリレー演奏、実は合奏やアンサンブルに役立つことが詰まっています。小さな規模ですが、やることは同じなのです。

ノウハウを沢山知るだけでなく、何度も体験すると段々掴めてきます。楽団などでは失敗が怖くて出来ないことをレッスンで練習してほしいと思います。

これからもこの形のグループレッスンは続けていきますが、個人レッスンだけでなく、色々な角度からのレッスンの必要性を感じています。参加することで、アンサンブル力や決める力、自信を少しずつ付けていただけると嬉しいなと思います。

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