2/23グループレッスンレポート(音が聞こえる仕組み、アンサンブル基礎の基礎)
2/23に、2月2回目のグループレッスンを開催しました。
2月のテーマ、ATは「音が聞こえる仕組み」
クラリネットは「アンサンブル基礎の基礎」でした。
ATグループレッスン
今回のテーマに沿って、最初はレクチャーです。耳の仕組みと音が聞こえる仕組みを前回より少し資料と知識を増やし説明しました。前回も思いましたが、本当に人体ってとんでもない作りになっていますよ!
一通り知識を得た後は、意識や身体の使い方を変えてCDを聴いてみました。
今回は4通りの聴き方をしてみましたが、それぞれ違うところや共通点もあって興味深かったです。同じ音源が聴き方によって変わってしまうんです。今回も驚きました。
ちなみに聴いたのはこのCD。私も一緒にやってみましたが、ある聴き方をすると以前演奏した時のトラウマが蘇ってきてびっくり。別の聴き方では曲の良さが伝わってきました。
耳の休ませ方もやりました。楽器は音量が大きいし、合奏だとなおさらなので休ませ方はとても大事。
後半のアクティビティ(動きにATを使う)の時間では
「スマホを見るときにATを使う」
「考え事をするときにATを使う」をやってみました。
「スマホを見るときにATを使う」目の力みが減って、ピントが合うようになったとのこと。
「考え事をする時にATを使う」もやもや混沌としていた頭の中が、整理されてきたとのことでした。
楽器演奏にももちろん使えるのですが、日常生活の方がはるかに時間が長いので、その中でATを使うと、結果的には演奏のウォーミングアップにつながるのです。
ATは体験しないとわからないものです。側で見ててもよくわからなかったり、話を聞いても「え〜ほんと〜?」と疑いしかないことも多いです。ちょっとでも興味があったらぜひ体験してみてください。
クラリネットグループレッスン
クラリネットグループレッスンは「アンサンブルの基礎の基礎」
このテーマが初めての方々だったので、まずはチューニングについて
・秘伝のチューナーの使い方
・音が合っているか合っていないかを体感
・二人でチューニング
秘伝(笑)のチューナーの使い方は、ただメーターに合わせるのではない、実践的な使い方をお伝えしました。これが身についてくると、ピッチが整ってきて相手の音に合わせやすくなると思います。
二人でチューニングは、どんな意識でいると二人で合うようになるのか、合わない時は何が起こっているのかなど、実験してみました。音は頭の中がそのまま反映されるので、どんな意識で吹くと安定してかつ合うようになるのかをお伝えしました。
次に合図(ザッツ)の出し方です。曲を使ってメンバーを変えながら練習しました。共演者に確認しながら、わかりやすい合図の出し方を練習しました。
合図をするには、テンポや仕上がりをどうしたいのかを決める必要があります。まずは話し合いです。
相談の後演奏です。話し合いをしていくうちにまとまりが出てきましたね。
最後は参加者全員で演奏しました。テンポ、曲の構成、伴奏の吹き方やritの方法など、話し合いを繰り返して、初対面とは思えない演奏に仕上がりました。
これだけでも盛り沢山でユニゾンや音の終わりの処理やアウフタクトの合図の出し方は時間切れで残ってしまいました。次の機会に取り上げようと思います。やることは無限にありますね〜。
次回のグループレッスンは3/6です。テーマは「目の使い方、歌い方&音楽表現」です。3月、4月はほぼ満席なので、もう1日日程を増やす予定です。決まり次第お知らせしますので、興味のある方はぜひご参加ください。
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