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7/17グループレッスンレポート「夏の所作にATを使う」「小指キー攻略」

さて!グループレッスンレポートです。
最初は最近起こったことのシェアから。本番前の過ごし方で気づいたことや、コンサートで身体の使い方の観察をしたこと、環境が変わったことに対する自分の反応など色々なお話がありました。

参加者の方のお話を聞いていると、ATを知る前と後ではかなり変わってくるものだなと思います。

かと言ってどう変化したかがはっきり言えないのが、ATを学んでの変化かもしれません。以前AT仲間と何が変わったかを話していたときに「何って・・全部だよね!」に落ち着いたことを思い出します。

また、シェアの時間に体調不良で勉強会に参加できなかった方が演奏を披露してくださいました。

ATのクラスでもあるので、演奏前に邪魔している思考や習慣を手放すことをして演奏していただいたら、色々なことがかなり変化されたそうです。(聴いていてもそれは感じられました)何かを「足す」ではなく「引く」がポイントでした。

思い通りに吹くためには欠点を補う、何かを足す方がいいような気がしますが、実際は「引く」方が劇的な変化が起こります。特に楽器歴が長く練習熱心な方はそうです。それを間近で見せていただけました。


今回のATレッスンは、猛暑を少しでも過ごしやすくするために、色々な動きにATを使ってみるという試みをしました。

夏に欠かせない動作
・うちわ、扇子、携帯扇風機を使う
・汗を拭く
・日傘をさす
これらにATを使うと何が起こるのか?みんなでやってみました。

外出先で携帯扇風機を使う
うちわや扇子を使うときの腕の動きの説明
汗を拭く時にATを使う

日傘をさす。そもそも日傘は嫌いだそうですが、楽しそう♪

皆さん驚きの連続だったようです。
本当に涼しさが違う!風の通り方が違う!窮屈さが無くなった!楽に汗が拭ける!という声があちこちから聞こえてきました。

ATが日常の動きに使えること、わかっていただけたかなと思います。1日に数回でもいいのでATを使ってみると、色んな変化が起こりそうですね。



クラリネットのグループは「小指キー攻略」でした。
小指は短くて動かしづらい、力が弱い、キーが動かしづらい、届きづらいというお悩みが多いですが、その多くは思い込みだということに気づかれていたようでした。

キーの押さえ方のレクチャー

身体に沿った動きに変えたり、可動域に気づくだけで、特訓しなくてもすんなりできてしまいます。

また、今回も小指の動きが原因かと思いきや、原因が別のところにあった、という方も多かったです。

スラーが繋がらない原因がアンブシュアだったり、楽器の支え方だったり、スムーズに動かないのが頭の中の設定だったり、イメージだったりということが沢山ありました。

その原因に気づいて練習すると、すんなりできてしまうことも結構ありましたね。何が原因なのかを謎解き感覚で探してみると面白いと思います。

あと、少し時間が余ったので、テーマ以外の疑問質問を受け付けました。

ピアノやキーボードを使ったピッチの合わせ方

その中でピッチの練習についてご質問があったので、基本的な練習方法をご紹介しました。最初はちょっとズレていましたが、2回目にはぴったり合わせてこられて耳の良さに驚きました。

自分の思い込みを見直し、新しいやり方を知れたり、要らないことを発見できるのがグループレッスンだと思います。

「皆こうやってるけど、本当は違うんじゃないか?」「こう習ったけど、別のやりの方がいいんじゃないか?」と考えながら練習している方には、うちのレッスンは面白いかと思います(たぶん)。空きのある日程にぜひ参加してみてください。

7/23はまだお一人入れます。スケールとエチュードで、基礎をみっちり楽しく和やかに練習します。

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