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日常生活と演奏のつながり

日常生活の中の動きと演奏は密接につながっています。アレクサンダーテクニークを学ぶ前は考えもしませんでしたが、学んでいくうちに確信するようになりました。

日常生活では支障がない動きも、演奏では拡大され、やりたいことの邪魔をするのです。

最近の情勢で思うように練習ができなくなり「音を出さない練習」が提案されるようになりましたが、日常生活の動きの見直しも「音を出さない練習」です。それは実際の演奏を変化させてしまうくらい影響があります。

たとえば「楽器を構えるときの動き」は

・ご飯を食べる
・コーヒーを飲む
・アクセサリーやネクタイをつける

こんな動きにつながっています。

「物を手に持って身体に付ける」です。
楽器を構える時も「楽器を手に持って身体(口)に付ける」ですよね。

日常生活で無意識でしているこれらの動きを見直すことで、楽器の構えに変化をもたらします。

また、仕事や勉強でのPC作業やスマホの操作。これもかなり演奏とリンクします。

・座り方
・目の使い方
・空間の捉え方
・腕や指の動かし方
・脚の意識

毎日のPCやスマホ操作を見直すと、演奏のときの身体の使い方が変わってくるかもしれません。

演奏時の動きは、日常生活の動きを高度に組み合わせたものです。
無意識での動きがほとんどの日常生活だからこそ、見直すと大きな変化が訪れます。ブレイクスルーしたい方には特にお勧めしたいと思います。


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心と身体の緊張を解くヒント 演奏を向上させる知識やアイデア アレクサンダーテクニークを使った楽器奏法 クラリネットの奏法、力を発揮できる考えかたや習慣を身につけたい方におすすめです。

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