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9/23グループレッスンレポート「舌の仕組み、動き」「タンギング基礎」

9/23グループレッスンレポートです!

まず最初は最近のシェアから。ATを使ってみたお話や最近の身体や心の状況などシェアしていただきました。身体の使い方をご家族に教えて変化が出た話は嬉しかったです。少しずつ自然に波が広がっていくのはいいですね。

最近の心の動きや体調を報告してくださった方もいました。調子が悪い状況でも、他の方のお話しから糸口が見つかったり、話しているうちに状況が客観的に見られるようになる=無意識の身体の押し下げや緊張、固めるのを無意識にやめられるので、こういう時間を設けています。

何か良い報告をしなきゃと思っている方もいるかもしれませんが、良い報告をしなきゃ、良い報告がないから話すことがない、というのも思い込みですよね〜思い込みの見直しも、身体の使い方を変えていきます。

さて!そんな時間を経てATの時間です。今回は舌の動きや仕組みについて学びました。

解剖図、動画、骨格模型で舌についての知識やイメージを広げました。

自由自在に動く舌の動画を見るだけでも、もっと私の舌も動くのかも!と思えます。

その後首を固めて舌を動かしてみたり、首を楽にして動かしてみたりと比較をしました。首と舌はかなり近いので、より違いが分かったかもしれません。

舌本来の位置についてもお話ししました。舌は筋肉なので、衰えると機能が低下しタンギングや滑舌にも影響しますが、下手すると他の器官に影響を与えることもあります。筋肉が使われている状態と、衰えている状態では舌の位置が変わってきます。

「舌の位置をここにしなければ!」では固まりますが、ちょとだけ舌に意識を向けてみると、それだけで機能回復につながります。タンギングにも影響が出てくると思います。

後半のアクティビティでは、楽器の指の動きと「けん玉」をやりました。

楽器の指の動きは、指自体というよりも、身体全体から指の動きを変化させるようなアプローチをさせていただきました。指だけを見て変化させるのも1つですが、身体全体からだと、おまけが沢山ついてくるのが特徴です。

けん玉は、その方の身体の使い方や思考が全て出ていました。楽器演奏とあらゆる点で共通するものがあるので、それがそのままけん玉にも出てくるのです。

今回も後の順番の方の成功率が高くなっていて面白かったです。ミラーニューロンもそうですが、人間の能力がいくつも発揮されているんだろうなと感じました。




クラリネットグループは「タンギング基礎」でした。

発音、単音のタンギングメインで、それぞれの方がやりたい課題を練習しました。

今回はレクチャーは少しにして、個人レッスンの中で色々なテクニックに触れるようにしました。

今回のテーマは坐骨でしたね。

出だしの発音の練習や、単音のタンギング時の息、難しいところをクリアするための思考、タンギングの曲の練習の手順、高音のタンギング練習、遅いタンギングの練習、スタッカート時の息やアンブシュアなどなど、沢山の課題を扱いました。

当たり前ですがそれぞれの方でフォーカスするものが違うので、個人レッスンより広がりが出てきます。

復習できたり、気づかなかった課題に気づけたり、上手だと思っていた人が同じ悩みを抱えていたり・・これらのレッスンを客観的にみる恩恵は想像以上だと思います。

思い返すとかなりお腹いっぱいな内容です。こうして振り返るとリマインドができて、学んだことがより身に付くのでお勧めです。

タンギングはまだまだやることが沢山あるので、今年はもちろん来年も取り上げていきたいと思います。習わないとできるようにならない、習っても時間がかかる「スタッカート」も取り上げる予定です。興味のある方はぜひご参加いただきたいと思います。

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