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「自分史上一番の優しい『p』を初めて出せたような気がします」スケール&エチュードグループレッスンご感想・7/23

スケール―ーー
他の方と自分の実践で、スケールを吹くときに特定の高さの音以上で急に音がペラペラになる理由がわかりました。

そのペラペラになる箇所が嫌でたまらなかったのですが、先生が「嫌なものをそのままにしないで対応策を考えよう」とおっしゃるのを聞いて、無意識に「そういうものだ」と諦めている自分にハッとしました。こういう思い込みが成長を止めてしまっているのかも知れませんね。

ちなみに今回のグループレッスンで気づいたペラペラの原因は、上行時に音が高くなるにつれて息のスピードはアップするようにはしていましたが、そのままの息で下降しようとしていたことです。

その都度適切なスピードに「調整」をすればよいと教えていただけました。また「調整」は同じ音でのロングトーン時にも必要ということもわかりました。普段の練習時の大きなヒントをいただけたと思います。

また、スケールは上りより下りの方が難易度が高いとわかりました。息の替え時のポイントを意識して練習していこうと思います。

普段時間がなくてロングトーンの練習をあまりしていなかったのですが、私の場合特に高音でのロングトーン練習は必要なのだと気づきました。また高音を吹くときにその音をイメージしてから吹くと成功率が上がる事もわかりました。ロングトーンは時間がかかると敬遠しがちでしたが、先生から必要に応じて練習箇所を選択するという提案をいただいて自分にもできるかもと考えが変わりました。

先生が「楽にできて、そこからがスタート」とおっしゃっていましたが、クラリネットの練習は果てしないと思いつつ、根気よく理想に近づけていこうと思いました。
今回も自分だけでなく他の方の実践でハッとさせられたことが多かったです。

エチュード――――
私は楽譜にdim.見えてくるともう音量を下げてしまったり、フォルテが続いているのに音量を下げてしまう癖があるのですが、「まず音楽的にどう吹きたいか」があれば記号に惑わされず自然にダイナミクスをつけて演奏できることがわかりました。
また、先生がアレクサンダーテクニークを駆使して無駄なことをやめて、より良い演奏を引き出そうとしてくださるので、一節ですが自由に楽しく吹く経験ができました。

Pの音量について吹き方を色々教えていただいたお陰で、自分史上一番の優しいPを初めて出せたような気がします。このPの出し方が普段もできるように練習していきたいです。またPをただ音量を小さくするのではなく、イメージを変えてみる(自分の場合はパステルカラー)を実践すると、音がよりふわっと変化しました。

曲のダイナミクス記号をただ記号と捉えて、書かれているからそう吹いた…な演奏からステップアップするには色々考えてイメージすると良いのだとわかりました。

また、他の参加者の方が楽譜について「どうしてこう書かれているのか」とかなり深く追求しているのをみて刺激を受けました。作曲者や編曲者が何を考えてそういう記号を付けたのか、とかここのダイナミクスは何を表したいのかなど、私はほとんど考えられていなかったと気づきました。グループレッスンは他の方から色々気付かされる点が多くて勉強になりますね。

最後に恒例のリレー演奏で、部分的に暗譜での演奏となりましたが、楽譜にとらわれない自由さが加わったように感じました。(暗譜が苦手でちょっと緊張しましたが)
また、参加者の提案で1人が1音目だけ伸ばして他が楽譜通りというのも合奏みたいで楽しかったです。

今回も充実のグループレッスンをありがとうございました。


ありがとうございました!自分史上一番の「p」、楽団やソロの演奏でもぜひ出してみてください。表現の幅が少しずつ広がっていくと思います。

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