「『~~なはず』という思い込みが邪魔をしていたことに気づけたのは大きかったです」グループレッスンご感想・2/4
AT――――――――――
いつもそうなのですが、今回のグループでも始まってすぐの雑談がとても楽しかったです。
今回話題に上がったのはお互いのおすすめ洗剤についてですが、楽器のレッスンで集まっているのに何故かその他のあらゆる知識も増えて、生活が豊かになっていく気がしています。
集まった参加者同士で色々な情報交換ができる場としても、毎回楽しみにしています。
私は近況報告として、空き時間に始めたパン作りで手首を痛めた話をチラッとしたのですが、なんとパンをこねる動作についてAT的なアドバイスまでいただけました。
パンをこねるためにどこの筋肉が使えるかや、足や体重の効率的な使い方まで教えていただけました。その使い方も楽器演奏に通づるものがあるとも思えました。
なんとなく話したことからATをどう使えるかをかなり深く追求できました。日常のあらゆる場面で活用できますね。
今回のテーマが「持つ」だったので、私はくつろぎながらスマホを見ている時に手の痛みが気になっていたので見ていただきました。
早速の実践でスマホを掴もうとした瞬間から先生からストップがかかり、ATはもうそこから使えると教えていただきました。
日常のあらゆる動作を行うとき、習慣で無意識に動いてしまいますが、あえてそこに注目して、より楽で自然な動作を追求できるのですね。
スマホの持ち方に関しては手の骨の構造を理解した上でどう使えるかとか、目の使い方や工夫についてもアドバイスいただけました。
早速家に帰ってくつろぎながら実践してみたところ、いつもの手の痛みは感じませんでした。
それと、私は休憩時間ができた時すぐに「時間が空いた!何をしよう!?」とすぐに動き出してしまうのですが、今回の講習でも「一旦立ち止まって考えてみる」ことについて教えていただきました。
何か行動を起こす時に焦らず一呼吸おけるのは良い事だと思えました。
CLA――――――――――――
今回は「持ち替え」についてのテーマでしたが、私は前回に引き続きA管との持ち替えについてみていただきました。
A管はまだまだ苦手意識が拭えないのですが、スケールをB♭管とA管で交互に吹いて先生にみていただいたところ、「A管を躾けようとせず、自然に吹いてみよう」とのアドバイスをいただきました。
考えてみたところ、「A管は長いから抵抗感が強いはずだ!」と強めに思い込んでいたことに気づけました。
その結果音が高くなるにつれて音が暴れがちなのですが、冷静に交互にどちらもくらべつつ吹いてみたところ、そこまで大きな差はないと気づけました。
抵抗の強さもちょっとだけだったと実感できました。それにプラスして「本番のホールで後ろの客席に音を飛ばすイメージ」を加えたところ吹き心地が良い方に変わったので、「そこまで怖がらなくてもよいのかな?」とわかりました。
「~~なはず」という思い込みが邪魔をしていたことに気づけたのは大きかったです。
他の方の番で、「A管はB♭管より指の感覚が広い」と感じている方がいて(私もそう思い込んでいました)、先生のアドバイスで2本を並べて見比べたところ、実際はほとんど変わらなかったのにも驚きました。
それと、別の回でもみたのですが、苦手なことを「得意です」と宣言してからの方が結果が良くなるのも目の当たりにできました。
言葉が与えるプラスやネガティブ効果ってすごいですね。
あと、他の参加者を見ていて今回最も衝撃を受けたのが、「楽器に自分が近づくのではなく、自分に楽器を持ってくる」だけで演奏スタイルがガラッと変わったのを見られたことです。
さらにブレスの仕方を頭を上げるのではなく顎を緩める方向に変えただけで音の密度が増したり、首の後ろをふわっとさせるだけで姿勢が一気に変わって、演奏者の身長がスッと伸びて見えました。
他の方の劇的な変化を見られるのがグループレッスンの醍醐味だと思いますが、今回も大収穫でした。
まだまだ書ききれないくらい沢山の体験をさせていただきましたが、やはりグループレッスンは毎回楽しいです。今回もありがとうございました。
ありがとうございました!思い込みや習慣を見直すと予想外の変化が起こります。ぜひ色々な場面で応用してみてください。
3月AT &Clはお席残り1名
2月スケール &エチュードグループレッスンはお席残り2名
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