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10/16グループレッスンレポート「緊張対策」

グループレッスン「緊張対策」のレポートです。

このテーマでは何度もやっていますが、今回は書くワークを入れてみました。
緊張のメカニズムや対策は、事前にまとめた記事を読んでおいていただきました。(無料で読めます)

最初の書くワークは「緊張分析」です。
「緊張する」と言っても、細かく見ると緊張しない時もあるはずです。どんな時に緊張するか、しないかがわかると安心できたり、緊張するときには対策を入念にできます。

・どんな時、緊張するか?
・緊張しない時はどんな時か?
・緊張すると、心身にどんな変化が起こるか?
・緊張を緩和する為にやっていることは?
・それによってどう変化する?

自分の状態を振り返り書いていただき、シェアし合いました。

皆さんから出たお話をまとめたもの


表に出ていることは様々ですが、根本原因はいくつかに絞られると思いました。(私の考えは前出のnoteに書いています)

根本原因は幼少期に作られ無意識に潜んでいることも多いので、一気に解決するのは無理ですが、コツコツ変えていく意思があれば、色々な角度からのアプローチで変化できるのはと思います。

次に、本番にまつわる動きの探究をしました。まずはどんな動きがあるかを出していただきました。

一部です。もっと沢山ありますよね

その中で、演奏直前にやること=歩く、お辞儀、チューニングの動きをお一人ずつATを使って練習しました。

お辞儀
演奏する場所まで歩く


お一人2〜3回練習しましたが、動きと思考が変わるだけで変化が起こります。なんでそんな素敵なものを隠してたの?と思う一瞬です 笑

(動画がこちらに貼れないので、インスタを貼ってみました)

この変化を拝見すると、ATの「心身統一体」を思い出します。心と身体は一つ。本当にそうですね。


後半はいよいよ本番、皆の前で演奏します。その前にゴール設定(書くワーク)をしました。ただ漠然と演奏するよりも、ゴール設定があると演奏の質が変わります。

・演奏前、演奏中、演奏後、どんな気分を味わいたいですか?
・その気分を味わう為にしたいこと、やめたいこと

これらを書いていただき、準備時間の後本番です。教室ではこういう時、やりたい方から順にやるのですが、発表会や演奏会では順番が決まっているのが普通なので、私が決めさせていただきました。自由選択でインスタライブや録画をするチャレンジもしました。

右奥に携帯を設置、インスタライブをしています

終了後、ご自身のゴール設定の結果や感想、他の方の演奏の感想をシェアし合いました。色々な事を感じられたようです。しかし皆さん自分も演奏するのに、他の方の演奏も繊細に聴いて、感想を的確におっしゃられるのでいつも驚きます。

本番は非日常なので、一人で練習しているときには気づけないことに沢山気づけます。演奏についてだけでなく、自分自身を知る一番の方法が人前での演奏なのかなと思いました。

11月グループレッスン、11/23若干空いていますので興味のある方はぜひご参加ください。

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心と身体の緊張を解くヒント 演奏を向上させる知識やアイデア アレクサンダーテクニークを使った楽器奏法 クラリネットの奏法、力を発揮できる考えかたや習慣を身につけたい方におすすめです。

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