「股関節の動きを加えると何でも楽に感じます。他にも楽器演奏と日常の動きの共通点がたくさん出てきて面白かったです」AT・Clグループレッスンご感想・8/4
AT――――――
今回はなんと「飲む」がテーマだったのですが、どんなことが学べるのかワクワクしながら参加しました。
飲むという行動についてAT的な分析をしていく過程が、「楽器を構えて演奏し始める」と同じようなプロセスを踏んでいくことが面白かったです。
日常で特に意識しないで行う行動についてATを取り入れると、そこに今まで感じられなかった味や空気感が加わったのがわかりました。
特に私の場合、ただの氷水を先生の提案で「天然の湧き水に天然氷だと思って飲んでみよう」ということになってそれを想像しながら動いてみましたが、
ボトルを手に取る時点でワクワク感が生まれ、飲んで味わってみたところ、喉越しを感じようとゆったり飲み下して余韻を楽しんでいる自分に気づいて驚きました。(普段はさっと飲んで蓋して終わり)
これは演奏にも使えると思いました。私は演奏時に「間を取る」のが苦手なのですが、この「特別な良いもの」だと思って楽しもうとする気持ちを加えたら、その「間」の余韻を楽しめるかなと思えました。
他の方の実践で、ボトルを取り上げる際に「手だけ動かして取る」時と「股関節から動いて取る」時の動きの差が見ていてよくわかりました。股関節の動きを加えると何でも楽に感じます。
他にも小指がどこから繋がっているかを意識しての動きも、楽器演奏と日常の動きの共通点がたくさん出てきて面白かったです。
CLA――――
今回は「高音」についてのテーマだったので、楽団の曲で苦手な箇所を課題として持っていきました。
演奏を見ていただいた際に「フレーズとして意識してみる」というアドバイスをいただき、「ただの機械的な指の運動」になっていたことに気づいてハッとしました。難しいとついつい音楽から離れてしまうのはやめたいです。
他にも、高音すぎて自分がどういうフレーズを吹いているか自覚しづらい箇所で、「1オクターブ下げてどういうことをやっているのか理解してみる」という練習もとても有効だと思えました。
上行形で必要なだけの息をプラス、指の力を半分にしてその分息を使うなども意識していこうと思いました。
それと今回も大事だと思ったのが、できるまで何回も何回も連続ループ練習をするのではなく、3回くらいやったら我に返って状況を見定めてみるというやり方の方が上達できるという事です。
ループ練習は気づくとついついやってしまうので、効率よい練習をしていこうと思います。
他の参加者の方の実践でも、音のつながりを良くするためのリードの線の位置の取り方や圧力の変え方、高音部の音が細い時の練習方法などとても勉強になりました。
上手な方がさらに上達していく様を目の前で見れるのは正にグループレッスンの醍醐味だと感じました。
今回も充実のグループレッスンをありがとうございました。
ありがとうございました!
今日の学びをぜひ生活や練習に取り入れていってください。また一緒に練習しましょう。
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