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グループレッスンレポート「緊張対策・ステージにいることに慣れる」「ピアノ合わせ基礎」

グループレッスンレポートです!

ATグループレッスンのテーマは「ステージにいること自体に慣れる」でした。

人前での演奏は緊張する・・それ以前に「普通とは違う空間にいる」「人に見られている」だけで緊張するのではないかと思います。

レッスンでは、演奏以前の動作

椅子から立ち上がり
譜面台の前(ステージ)まで歩き
客席を見渡して←特にここ
お辞儀

これらの動作で何が起こっているか、心と身体の反応を観察してもらいました。

「歩く」だけもやりました

見られるとドキドキが始まる、ステージに立つ前の方がドキドキする、見られることで「ちゃんとしなきゃ」が発動する、歩いている時からちゃんとできてるか確認してしまうなど、反応は人それぞれでした。

それぞれの反応に対して、考え方や身体の使い方を提案しました。
・目の使い方
・考え方の転換
・歩き方
・空間の捉え方
・出番を待っているときにすること など

これらを変えると反応に変化が起こったり、新しい意識でいられるようになった方が多かったです。

また、こういう場所でも主体的に動くことは役立ちます。「客席から見られている」で緊張するなら「お客様と目で意思疎通をする」に変えるだけで変化が起こります。

「〇〇されている」「〇〇しなくてはいけない」という自由を制限されている状態から、自分の意思で「〇〇する」「〇〇を選択する」に変えます。

安全な環境で、これまでと違う選択をしてみたらどうなるだろう?それによって何が起こるだろう?を試していくのがグループレッスンです。

好奇心とちょっとの冒険心で、本来の自分を思い出せるかもしれません。



クラリネットグループレッスンのテーマは「ピアノ合わせ基礎」でした。

ピアニストの朝原先生をお招きして、曲中の「rall.」「フェルマータ」やブレスの間の取り方を練習しました。

今回の曲はこちらです。


「頑張って合わせに行く」ではなく
「それぞれが音楽に乗って演奏した結果、勝手に自然に合う」といいな〜と思ってレッスンしました。

お一人ずつ20〜30分練習しました。


今回は、こんなことがポイントだったように思います。

「自分でテンポ、揺らし方を決める」
「音楽に乗る」
「拍子感」
「相手がプロでも対等な共演者」
「空間を広く取る」
「共演者と共演者の楽器(ピアニストとピアノ)を自分のエリアに含める」
「楽譜から曲を読み取り音で表す」
「ミスしたら一瞬で切り替える」
「どう演奏したいかを常に問う」
「ブレスを間として捉えてみる」 

他にもあったかもしれませんが、ご感想に譲ります。これらをやっていくと、自然と楽しさが湧いてきて音も変わり音楽が生き生きしてくるのです。一言で言うと、音楽だけの雑念のない世界です。

「楽しく吹こう!しっかり合わせよう!」と頑張らなくても、皆さん楽しそうに自然に合った演奏をされていました。

今回も目を見張るような変化を見させていただきました。ちょっと思考や身体の使い方を変えただけで、なんで沢山練習したみたいに変わるの?と、こういうやり方を知らない方は思うかもしれませんが、これは盛った話ではありません 笑

気になる方はぜひ受講していただきたいなと思います。(見学は今のところ受け付けていません)

終了後はお茶会


4/23スケール&エチュードグループはまだ入れます。エチュードのリレー演奏もします。

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