「スタッカートはすぐにマスター出来ないのが普通です」スケール &エチュードグループレッスンレポート・3/10
3/10のスケール &エチュードグループレッスンのレポートです。
アイヒラースケールとランスロ26のエチュードを課題に、みんなで基礎をみっちり練習しました。
アイヒラースケールはC-dur2番の3回目。アーティキュレーションをつけて練習しました。スラーとスタッカートの混合です。
まずは前回のスタッカートの復習からです。
スタッカートは息や舌の使い方、指の動かし方が特殊なのでそれ相応の時間と練習が必要になります。なのですぐ出来なくても大丈夫。出来なくて普通なので焦らず身につけてほしいと思います。
多くの方の疑問である、リードに付ける舌の位置や面積などもお話ししました。面積はある食べ物に例えたので、わかりやすかったという声が多くてよかったです。
一人ずつ復習した後は、スラー+スタッカートのアーティキュレーションの練習です。
指の動かし方がちょっと複雑になるので、これも苦戦していた方が多かったです。コツを掴むととっても楽しいのですが・・掴むまではやっぱり時間がかかると思います。
確実に理解して習得するには、AT&Clでもやった「アレ」がとっても効果的なので、今回もやっていただきました。緊張しながら取り組まれていましたが、曖昧な理解がくっきりしていた様子で頼もしかったです。
今回やったこと(スタッカート、アーティキュレーション)は調を変えて繰り返しやっていきますので、復習しながら気がついたら普通に身についていた、という風になっているといいなと思います。
エチュードはランスロ26のエチュードの6番の3回目です。
今回は表現のテクニックに入りました。fやpの吹き方、クレッシェンドや音の処理、フレーズを大きく捉えた吹き方などを練習しました。
また、楽譜上の記号の捉え方についてもお話ししました。これは専門家のレッスンを受けないと知れないことかもしれません。知らないだけで無駄な努力をしている方も多いかもしれません。
今回は特に取り組むことが多かったので、アンサンブルの時間は少しになりました。
アンサンブルは6番を全員ユニゾンで、頭の中の設定を2パターン試してもらいました。合奏現場でごく普通なあるあるの思考と、それとは正反対の思考で吹いてもらいました。
前者は音が細く響きも薄く、合わないところがとても目立っていました。後者は音に厚みが出てまとまりも出て、合わないところもありましたが厚みでカバーされていた感じがしました。
現場ではぜひ後者で演奏してもらいたいな〜と思います。演奏者全員がこの意識で合奏したらどんな響きになるんでしょうか?
今回も色々な気づきや学びがあったと思います。グループレッスンでの体験は、現場で生かしてこそだと思うので、どんどん実験して色々な体験をしてほしいなと思います。
4月は空きがあります。興味のある方はぜひご参加ください。
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