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Apple Watchで心電図が使えるようになる(なった)話

ついに日本でも使えるようになりそうだ。

今週Apple WatchにSeries 6が登場。
血中酸素濃度も測れるようになって、ますますウェルネス分野での活躍が期待される。

実は米国などの海外では使えるのに日本では存在していないかのように扱われている機能がある。

心電図(ECG)機能だ。

2018年に発売されたSeries 4から採用されていて、デジタルクラウンに指を添えて心電図を取ることができる。

海外では心電図をPDF出力して医療機関に連携したり、不規則な心拍を検知したら通知するなど、命を守るための機能として活躍を見せているが、日本では省庁の認可が必要な医療機器扱いとなるため機能そのものが隠されている。

私は軽い不整脈を持っているのでこの機能を心待ちにしていた。検診で測る短い心電図だと症状が出ないこともあるが、手元で測れるなら不調なときを決め打ちすることもできる。そこから傾向や症状がわかる。

日本ではなかなか認可されない、これは相当先かもしれない。と思っていたが、状況に変化が起きはじめている。

待てなくてトライしていたこともある。

私は昨年、旅行でニューヨークを訪れた際にApple Watch Series 5を購入して、現地で設定した。心電図を使えるようにするためだ。これで日本に帰っても心電図機能を使える。

数ヶ月経過。

最近になってこの機能が国内で認可を受けたと話題になった。当然、秋に出ると噂されていたSeries 6のタイミングに合わせた機能解禁も期待される。

そしてSeries 6発表、発売。日本で購入。

新しく追加された血中酸素濃度測定は国内でも利用できるが(医療機器扱いではない)、残念ながらこのタイミングでは心電図はまだ使えなかった。

と思っていたら、私のApple Watch Series 6には心電図アプリがいた。試してみたが問題なく使える。

ここからは想像だが、紐づけたApple IDがかつてニューヨークでアクティベートしたそれと同じなので「このIDは心電図機能は利用可能」と判断したのかもしれない。

いずれにしてもこれまでの挙動とは違う。従来は、たとえ過去に心電図をオンにしたApple IDであっても、国内のApple Watchでは心電図はオンにならなかった。

この変化が日本に心電図機能をもたらす一歩であることを期待していいのでは、と思ってる。

Also cf. Macお宝鑑定団

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