fujiryo1531

自然好きの山ノボラー 生態系から人生哲学までいろいろ学び自己成長中

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最近の記事

ブルーカーボン

沿岸浅海域のマングローブ林、塩性湿地、海草藻場は、海洋面積のわずか0.5%以下だが、海洋の堆積物中に毎年貯留される全炭素量の50〜71%を貯留している。 これら3つの生態系の植物総現存量は、陸上植物のわずか0.05%だが、年間の炭素貯留量は、地球上のすべての陸上植物が貯留する炭素量に匹敵する。 これら3つの生態系は、地球上で最も効果的な炭素吸収源である。 しかし、もっとも消失率が高い。 「ブルーカーボンとは何か 」枝廣淳子 岩波ブックレット1067 2022年より

    • 書くこと、まとめる事、分かりやすく伝える事が、まだまだ苦手なので、たくさん練習するぞー

      • 塩水と葉っぱ

         海の森とも呼ばれるマングローブ林の植物は、海の塩水と川の真水が混ざり合う気水域で、生長を広げています。  一般的な植物であれば、塩水に1時間もつけていれば、しおれて枯れてしまう。それだけ塩水の環境は、生きていくのが難しい。なぜなら、塩分によって、水が奪われていってしまうからです。 一方でマングローブの植物は、塩に対して強い耐性を持っていますが、その一つに、古い葉っぱにいらない塩分を溜めていくという方法があります。もともと根っこにも特殊な塩分濾過機能を持っており、外からの塩水

        • 多様性

          植物に限っても、日本の植物の種数は多い。 これは日本の環境が多様であるからに他ならない。寒い、暑い、湿ってる、乾いている、風あたりが強い、弱いなどが多様であり、それに対応した個性が多いということだ。 地震や噴火、台風、大雪によっても、個性の多様性は高まっている。その個性の多さが、長い目で見ると、災害大国日本での生命の繋ぎ方なのだと実感する。 あなたと私は違って当然、人との違いはある方が良い、その違いが生き残ることにつながる可能性がある、と謙虚に考え受け止めて、生きていきたい。

        ブルーカーボン

          美しい進化

          植物は、環境の資源量により、その生態を変化させてきたと思われるが、どの要素によるものかを特定することが難しい。 シダ植物が、針葉樹へ、広葉樹へ、進化していくにつれ、複雑になり多様になった。 その中では、扱う資源の質も量も多様になったに違いない。 葉っぱだけとっても、薄い葉や分厚い葉、アントシアニンの多い葉やカロチノイドの多い葉、丸い葉やギザギザの葉、まっすぐつく葉や斜めに曲がる葉、、、 その結果、光の通り方は千差万別だ。 色々な資源を少しずつ使い分けて生きてきた植物たちの群

          美しい進化

          見習いたい植物の姿勢

          ・植物は、その場にあるものでやりくりする ・雨風雪でもひたすら耐える ・多様なスタイルを持つ ・寡黙にして存在感で語りかける ・しっかりと根を張ることを怠らない ・頑丈でしなやかで美しい ・マイルーティンをもつ ・動物に衣食住と安心を与える ・資源を全ては使い切らない ・常に太陽を向く

          見習いたい植物の姿勢

          目の前の一本の木

          目の前に、一本の木が見える。 この木は、全国各地に一般的にあるコナラという樹種で、秋にドングリを落とす。よくある木だが、この木は、地球上で唯一、この場所の光を受けて、この場所の水を吸い、この場所で育った木だ。葉のつき方も、枝ぶりも、他のコナラとは違う。植物は根付いてからは基本的に動けないから、まさしくここだけで見られる唯一の木だ。それも何千年、何万年もの昔から、繰り返しドングリを落とし、根付いて、大きく育った親から生まれた、一つのドングリが大きく育った姿だ。その意味では、長い

          目の前の一本の木