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美しい進化

植物は、環境の資源量により、その生態を変化させてきたと思われるが、どの要素によるものかを特定することが難しい。
シダ植物が、針葉樹へ、広葉樹へ、進化していくにつれ、複雑になり多様になった。
その中では、扱う資源の質も量も多様になったに違いない。
葉っぱだけとっても、薄い葉や分厚い葉、アントシアニンの多い葉やカロチノイドの多い葉、丸い葉やギザギザの葉、まっすぐつく葉や斜めに曲がる葉、、、
その結果、光の通り方は千差万別だ。

色々な資源を少しずつ使い分けて生きてきた植物たちの群衆が見せる景観は、かつては単一色に近い景観であったかもしれない世界を、こんなにも多種多様な色と生き様にあふれさせてくれた。
色とりどりの植物は、生きる喜びと美しさにあふれている。生き抜いてきたからこそ、個性があるからこそ、今が美しい。
時には愚直に耐えて、時には工夫して姿を変え、生きぬいていくことで、そういった美しさを得ていけるんだということを体感していきたい。

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