見出し画像

ComicVketに行ってきたよ!・イベント全体への感想編

8/15土曜日の深夜にフミちゃんとComicVketへ遊びに行ってきました!

画像1

色々「ここが課題かも」ってところはありましたが、体験としては総じてすごく楽しかったです!!


このnoteではイベント自体への感想だったり、もし今後自分が出るならこういうとこ気を付けたいなと思ったことについて書いていきます。頒布物やブースに関する感想は記事を分けます!

バーチャル展示会のここが楽しい、快適

◎今まで知らなかった作品、作家さんとの出会いがある!
こういう展示会だと、SNSで自分のタイムラインには出てこないような面白い作品や人に出会えるからバーチャルであってもそこがほんとに素晴らしい!!

◎ウェブでリンクを辿りながら本探すより体験として楽しい
私の場合は元々通販やサークルページからリンク辿りながら読みたい本探すより、本屋さんやリアル即売会で読みたい本探す方が好きだったので、バーチャルの展示会もそれと同じノリで本が探せてすごく楽しいです。

◎暑い中寒い中待ったり並んだりしなくて良い
このへんはVR体験したことない方もイメージしやすいと思いますが、コロナも天気も気にせず自宅で安心して展示物見て回れるのはやっぱすごく快適です…。

◎売り子さんや他の人の視線を気にせずゆっくりブースや見本誌を見てまわれる(特にVRChatでインバイトオンリーのインスタンスを立てた場合)
リアルの即売会で売り子さんの存在を気にしつつ物色するのも醍醐味っちゃ醍醐味なのですが、私は人との交流より頒布物や展示内容じっくり見たい派なのでそういう私には一層バーチャル展示会向いてましたね…。

ComicVketここが難しい

◎紙の本の購入ハードルが高い
ComicVketが公式に用意している販売ページはバーチャルマーケットβなのですが
https://www.v-market.work/
紙の本を販売したい場合はBOOTHだったり同人誌通販サイトのリンクをサークルページに貼っておくことになり、そうなるとお会計も送料も作家さん別に個々にばらけてしまって結果「じゃついでにこれも買い物カゴに入れちゃおう」がしづらくなり購入のハードルが上がるという実情…。さらにリアルイベントの時は「このイベントは今日だけだし通販あるかわからないしあっても絶対現地価格よりは高くつく訳だしだったらえーい今買っちゃえ!」ってなりやすいけど、バーチャル展示会だとその財布の紐の緩ませ方ができないので、紙の本を主体に販売してる人はもしかしたらちょっとこのComicVketでは不利だったかもしれないです。

◎集中力のリミットが早く来る感(HMD使用の場合)
VIVE使ってるのですがすごくHMDが重いしリアルで文字を読むより眼も疲れやすいので、集中力の限界がすぐ来るであろうことへの焦りであんまりゆっくりは見て回れなかった感。展示物や見本誌を見ることだけに焦点を絞るならもしかしてデスクトップで周った方が快適だったのかな?

今後のComicVketへの要望

◎ワールドを重くしすぎないで!!(VRChat版)
3日目8/15の深夜、VRChatでインバイトオンリーのインスタンスを立てて二人しかいない環境でしたが、正直入ってから最後全部見終わって出るま結構ほんとにずっとガクガクでしたね!!!行く1時間ぐらい前に軽量化アプデ入ったツイートがあったのですが「アプデ入ってこれ!?」感はかなりありました。ここまで視界や挙動がガクガクするとそれだけ集中力が削がれて得られる情報量のキャパが減るのでそこはすごくもったいなかったなと思います。

◎できれば推奨身長アバターのペデスタルを置いておいて欲しい(VRChat)
私の身長だと正直パネルより下にある机の部分が見づらく見本誌も腰をかがめないと手に取れなくて読みにくかったので、推奨身長アバターのペデスタル置いておいてくれたらもっと快適に見られたかもしれないです。

◎バーチャルマーケットに電子書籍のビューワーがあったらいいな
会場の見本誌はあの感じで十分だと思うのですが、やっぱ買った本をアドビPDFリーダーで読むのって電子書籍専用ビューワーで読んだり紙の本で読んだりする体験よりちょっと味気ないんですよね…。自分で快適に本が読めるPDFリーダーを探してもいいんですけど、「実際に購入した本を快適に読むためには」ということに対してもう少し公式から何かしらのアプローチがあってもいいような気がしました。

もし次回ComicVketが開催されて、そこに自分が出展するとしたらどうする?

今回の一般参加者としての体験を通して、もし自分が出展するとしたらこういうところを工夫したい、気を付けたいというところについて。

◎バーチャルマーケットには無料サンプルでもいいから何か必ず置いておく
やっぱバーチャルマーケットが一番アクセスしやすいし、お会計がひとつにまとまるから「じゃついでにこれも買い物カゴにいれよう」ってなって正直一番買いやすいですよね。BOOTH主体で販売されてる方でも、現地に置いてる見本誌とか他サイトで販売しているご自身の本のメニューなどでも何かしらここにも無料サンプルとして置いてあると、こちらも「ああこの人はこういう作風の人だ」と記憶しやすくなるし、その場で購入にまでは至らなくてもツイッターはとりあえずフォローしておこうかなってなりやすい気がしたので、自分がもし出るならはそのへんにも気を配りたいという気持ちになりました。

◎販売物も最低一点はデータ販売のものを用意する
やっぱComicVketの運営形式だと初見の人の紙の本買うのは送料や購入窓口の細分化の問題があり地味に購入のハードルが高いってことがわかったので、販売窓口をBOOTHに絞るにしても、データでの販売物は必ず一つは用意しておきたいなと思いました。

こんなバーチャル展示会があったら楽しそうの妄想

ComicVketに行ったら、こんなバーチャル展示会あったら楽しそう!って想像が膨らんだのでメモしておきます。

◎バーチャル展示会を事前に下見してからリアル即売会へ行けるイベント
リアル即売会、サイトからサークル一覧ページ見て新しいサークルさん開拓するのはかなり大変じゃないですか…。サークル名とジャンルだけずらっと書かれてるの見てもあんまりイメージ湧かないし。リンクを飛びまくりながら気になるとこ探すのも大変だし。だからあの下見作業やることに比べると、バーチャル会場練り歩きながらブースやボード見ながら開拓する方が体験として100倍楽しいからいつかこういう催しが実現されたらいいな~。

◎印刷所や同人誌通販の会社などが主催のバーチャル展示会やバーチャル本屋さん
つまり紙の本の在庫を抱えられるキャパのあるところが主催して欲しい!っていうことなんですけど、注文窓口と発送元が一個にまとまると送料もまとまって実物の本を買うハードルもすごく下がるので…。あとやっぱ依然として紙の本には紙の本の良さがあったりするし。紙の本気軽に買えるバーチャル展示会もあったらいいなと思う。
それから通販サイトで本探すより図書館とか本屋さんとか即売会で本探す方が思わぬ出会いがあってそういうところが楽しかったりするから、バーチャル展示会・本屋さんはそういうことが演出できる余地があって楽しいだろうなって思う。


バーチャルの展示会、実際多方面様々な問題があるし、これからも様々なことが起こり得ると思います。でも最初のコンセプトとして「バーチャルの会場で色んな人の作品が見られたらいいね」っていうところが最高なのは間違いないし、工夫や知見の積み重ねや色んな機器の性能向上でより楽しくなっていく予感しかしないからこれから大事に文化として育てて行けたらいいなと思うよね…。それこそxR系に限らない色んな団体や企業がこういう催し主催できるようになったらほんとに面白いだろうなって思うし。ComicVketはその最初の一歩を感じるイベントでした。

次回は実際のブースや購入した本の感想紹介編です!