2016年7月20日 旅21日目 カナディアンロッキー(1):エメラルド湖で死の彷徨

朝、窓の外をみて長男が騒いでいたので何事かと訊ねてみたら、何か小動物がいるという。

たしかに、リスみたいな動物(あとで調べたら「マーモット」らしい)が一匹、人を恐れもせずに駆け回っている……うわあ、大自然だなあ、と思いながらみていたら、四方八方から、2匹、3匹と集まってきて、窓の外を眺めたときにいないほうが珍しいくらい。

すっかりありがたみはなくなってしまったが、こういうところもまだあるのだ。

10時にレイク・ルイーズのロッジを出発。

11時にナチュラル・ブリッジへ。

岩の裂け目を水が流れているようにみえるが、一部橋のようにつながっている。

続いて、エメラルド湖へ。

ここに来るのは10年ぶり二度目。

青い湖面に背景には頂上に氷河がみえるカナディアンロッキー。

おとぎ話の挿絵のような湖だ。

義父と長男がボートに乗り、僕は次男と湖の周りを一回り、とのどかに考えていたが、思ったよりもずっと長い道のりで、次男はなかなか前に歩いてくれず。

足の痛みに耐えながら、なんとか車まで戻ってきたときには、出発から2時間経っていた。

10年前も、見かけより、ずっとハードな道のりだと辟易したのを歩いている途中で思い出したが、後の祭り。

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