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2016年8月2日 旅34日目 キト (エクアドル)〜リマ(ペルー)〜サンチアゴ(チリ):リマの空港で、親と子の力関係が変わる瞬間を見た。

 今日も4時に起きて、5時にホテルを出発。

 8時30分の飛行機で、ペルーのリマ空港へ。飛行時間は2時間。

 そこでの乗り換えで、けっこう大きなトラブルが。

 飛行機から降りて、乗り換えのゲートに向かう途中、義父・長男が男子トイレに、僕が次男のオムツを替えるために身障者・赤ちゃん連れ用トイレに入ったときにお互いにはぐれてしまい、僕はy嫁・次男と一緒に、義父・長男を探しまわるも見つからず。まさか先に進んでしまったのではないかと手荷物検査場まで行ってみたのだが姿が見えず、引き返そうとしたら空港の職員に引き留められ、どうも「ここから引き返してはいけない」とのことらしい。

 でも、僕はy嫁・次男に連絡もせずに勝手に先に進むことはできないし、義父・長男も見つかっていないしで、拙い英語で必死に状況を説明するも全く取りつく島もない。

“My family are waiting for me!”とか行ってみても、“No!”の一点張り。

 それが空港の職員の仕事だということはわかるが、どうなるんだいったい……と思っていたら、y嫁が次男を抱っこして近づいてきてくれたので、まずそちら方面はどうにかなった。しかし、義父と長男は見つからない。

 ふたりは英語もほとんどできないし、先に進んでいるわけがない、というのがy嫁の見解だったのだが、空港の人に「こんな服装の日本人が通りませんでしたか?」と問うと、「ああ、たぶん手荷物検査を受けて、この先に行ってますよ」とのこと。ふたりは僕たちを置いて先に行かないはず、だと思い込んでいたのが問題をこじらせていたようだ。

 それを聞いて先に進んでみると、ちょうと手荷物検査場の向う側にふたりの姿が。

 ペルーには悪いし、昔の話だとはわかっているのだが、日本大使館が占拠された国でもあり、本当に心配していたのでひと安心……だったのだが、なんと、y嫁が義父に対して声を荒げて大激怒。

「英語もわからないのに、勝手に先に行くなんて!」

  日本語はわからないはずの空港の職員が思わず「まあまあ」的なことを言いながら割って入った(たぶん)くらいの剣幕だった。

 これに対して、義父も「こっちだって姿が見当たらなくてさんざん心配したのに、その言い方は何だ!」と珍しく怒っていた。

「それが親に対しての言葉か!もう日本に戻る!」と。

僕もこの旅行では何度もキレていたのだが、こういう状況に置かれると、なんとなく「バランスをとる行動」をとってしまうメランコリー親和型性格なので、自分も「ダラスから帰る!」とちょっと前に言っていたことを棚上げして、ふたりの間に入ってなだめることになってしまった。

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40代半ばの中年男性が家族とプチ世界一周に出てみた記録です。何かのアクシデントで死んだら、「無職」って報道されるのか……

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『琥珀色の戯言』http://d.hatena.ne.jp/fujipon と『いつか電池がきれるまで』http://fujipon.hatenablog.com というブログをやっている、「何者にもなれない医療関係者」です。

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