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2016年8月12日 旅44日目 ヴォス〜フロム(ノルウェー):有名な観光列車・フロム鉄道の賛否両論のサービス


 ヴォスからまたNSBに乗り、フロムまで、

 フロムからは、有名な観光列車・フロム鉄道でミルダールまで。

 途中、大きな滝が見えてきて、これはシャッターチャンスだ!とカメラを向けていたら、いきなり列車が停まり、乗客は展望台のようなところに出ることができた。

 わざわざ停まってくれるのか、さすが観光列車だな、と感心していたら、いきなり大音量で民族音楽のようなものが鳴り響き、滝の近くの山小屋で、赤い服を着た人が踊りはじめた。

 あまりに唐突なので、正直、「何だこれは、ドッキリか?」と驚いてしまった。

 このサービス、地元でも賛否両論だそうで、大自然の雰囲気を損ねる、という人もいれば、観光列車なんだから、このくらいの演出はあっても良いのではないか、という人もいるとのこと。

 僕は、うーん、一発芸としてはけっこう面白かった……かな。

 このフロム鉄道に乗っているあいだ、僕の心のなかに『世界の車窓から』のBGMが鳴り続けていたのだが、まさにあの番組の世界がここにある(ただし、内装はかなりモダンというかテクノロジーが詰め込まれた列車ではある)。

 観光列車には、北海道で『ノロッコ列車』に乗った際、降りた駅でのあまりの蚊の多さに辟易した経験があり、あまり良い印象がなかったのだが、このフロム鉄道は素晴らしい。思わず鉄道模型を買ってしまいそうになったのだが、荷物が多くなることを危惧し、泣く泣く断念。

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