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2016年7月14日 旅15日目【1】 アンテロープ・キャニオン:川口浩探検隊の子どもたち、洞窟に入る。

9時に宿を引き払って出発。

10時30分から、アンテロープ・キャニオンのツアーに参加した。

集合場所から、ジープの荷台に取り付けられた椅子に座って砂漠を進んでいくのだが、これがもう、すさまじく上下左右に揺れ、トランポリンの上に座っているんじゃないかと思うくらい飛び跳ねてしまう。

旅行エッセイで、荷台に乗せられ、揺れるなか何時間も……というのがあるが、こういうのがすし詰めの状態で続くのか。

ただ、乗っている時間は20分程度なので、みんなけっこう楽しんでいた。うちの長男も、同じような岩ばかりのキャニオンよりも、ジェットコースターみたいで良かった、とのこと。

でも長男よ、ジェットコースター大嫌いじゃなかったっけ?

ジープを連ねて移動してしていると、僕の心の中に、川口浩探検隊のテーマが流れてきた。

あの番組の影響は、かなり大きい。

僕の父親はあの番組が大好きだったのだけれど、信じていたのか、ネタとして消化していたのか。聞いておけば良かったな、となんとなく思う。

アンテロープ・キャニオンのツアーでは、層状の岩でできた洞窟を進んでいくのだが、ところどころで射し込んでくる光が綺麗で、写真好きの人が多く集まっていた。

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