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2016年8月7〜8日 旅39〜40日目 サンチアゴ(チリ)〜マドリード:イベリア航空の飛行機って、どうやったら乗れるんだ……

 朝、サンチアゴのホテルの部屋で広島対巨人の3戦めの経過を追っていた。

 6−7で巨人1点リードのまま、試合は9回裏へ。

 これはキツい、ここでマツダスタジアムで3タテを食らうとさすがにマズい……というタイミングで朝食に出かける時間になってしまった。

 朝食後、祈るような気持ちで「更新」ボタンを押すと、9回の裏2アウトから、菊池の起死回生の同点ホームラン、そして、新井のサヨナラタイムリーツーベスで、奇跡の大逆転勝利!

 本当に「神ってる」ぞ、今年のカープ。

 とりあえず3連敗しなければ、という3連戦ではあったのだが、まさに土俵際からの大逆転。この勝利は大きい。3.5ゲーム差と5.5ゲーム差は全然違う。

 ただ、これまでローテーションで安定してゲームをつくってくれていたルーキー・岡田が肩の違和感ということで3回で降板し、登録抹消というのを知って、暗澹たる気持ちになった。本人にとってもチームの将来にとっても、痛い離脱になってしまった。本当に大きな勝利だったが、失ったものも大きかった。だからこそ、この試合に勝てて救われた、ともいえる。

 12時30分の飛行機で、まず、サンチアゴからスペインのバルセロナへ。

 チリからスペイン、という路線にニーズがあるのだろうか、と思ったのだが、チリはスペイン語圏なので、それなりに交流があるのだろう。飛行機はけっこう空いていたけれど。

 飛行時間は13時間。これはつらいな、と予想していたが、スマートフォンで『428』をやっていたら、案外その長さを感じなかった。『428』は、ずっとやろうと思いながらも、なかなか手をつけられないゲームだったんだよなあ。最初の2時間くらいやっていつのまにか放置、とか。こうして集中して遊んでみると、すごく面白い。スマートフォンのゲームとしては、白眉だと思う。

 13時間もあるのだから、半分くらいは眠っているだろうと予想するも、お昼くらいからの12時間のため、眠ろうとしてもなかなか眠れず。マドリードまであと4時間くらいになって、到着後はマドリードは早朝だし、乗り継ぎもあるので、少しは眠っておかないとマズいのではないか、ということで眠ろうとするも、なかなか寝付けず。

結局、着陸2時間前くらいから、少しだけ眠っただけだった。

まあ、これからの飛行機で眠ればいいか……と高をくくっていたのが運の尽き。

到着したマドリードの現地時間は朝の7時。ロンドン・ヒースロー空港経由で、ノルウェーのベルゲン空港に行く予定だったが、マドリードからヒースローへの飛行鯉は13時近くに出るとこのことで、まだ出発ゲートも決まっていない。

現地時間は7時でも、昨日からの体感時間としては25時くらいなわけで、ちょっときついなあ、と思いながら、ラウンジでボーッとしていた。

なかなかロンドン行きの便のゲートが出ず、ヤキモキしていた出発1時間前、ようやく掲示板にゲート番号が出た。

やれやれ、と思いつつ出発ゲートに向かったのだが「ここではない」とのことで泡を食らって教わった番号に行ってみたのだが、もう飛行機は出ました、と言われて愕然とした。

なんと、乗る予定だった飛行機は、急にゲートが変わり、しかも、出発予定時刻のずっと前に飛んでしまっていたのだ。

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