2016年8月1日 旅33日目 ガラパゴス(5日目)〜キト旧市街:さよならガラパゴス。そして、「最初の世界遺産」キト旧市街の底力。
6時から朝食を摂り、7時に下船。
さようなら、レジェンド号。
そして、おひさしぶりです。インターネットが繋がる世界。
船から下りたあとも、まだもうひとつツアーは残っており、港から、サンタクルス島・ハイランド地区の野生のゾウガメが見られるという農園へ。
ジメジメとした気候のなか、長靴に履き替えて、溶岩でできた地下のトンネルを抜けて歩いていくと、ゾウガメの休憩所だという小さな沼にたどり着いた。
そこには、どこにこんなに隠れていたんだ?と問いかけたくなるくらいのたくさんのゾウガメが。
いるところには、いるものなのだな。
いないところには、絶対にいないのだろうけど。
この農園は私有地なのだが、野生のゾウガメがたくさん棲んでいて、その姿を見られることから、旅行会社と契約し、観光地化されているらしい。
ガイドさんによると、何年か前に来たときには、小さな休憩所とコーヒーのサービスがあるくらいだったのが、いまや広い休憩所と清潔なトイレがあり、ドリンクやフルーツのサービスもされる立派な施設になっていて驚いたとのこと。
もはや、農園と観光とどちらが本業なのか、という感じなのかもしれない。
これでガラパゴスの旅も終わり、空港からエクアドルの首都のキトへ戻った。
飛行機がキト空港への着陸態勢に入った、というところで再上昇。天候も問題なさそうだし、これまでの飛行にもとくに異常は感じなかったのだが、スペイン語のアナウンスのあと、機内には大きな溜息が。
僕には詳しい内容や原因はわからなかったのだが、とりあえず今はキトの空港には着陸できないため、近くにあるマンタという空港で給油して、再度キトに戻るということらしい。
こんな着陸直前での空港変更は、はじめての経験だ。
2時間遅れで、マンタ経由で飛行機はキトに着陸したとき、乗客からは小さな拍手が起こった。
なぜこうなったのかはわからないが、まあ、無事だったので良しとしよう。
僕の飛行機に対するスタンスは、とりあえず安全に目的地に着いてくれさえすればいい、というものなので。
いまでも着陸が怖くてしょうがないのは、マイコン黎明期に『ザ・コックピット』というフライトシミュレーターで、着陸の難しさを叩き込まれたせいだと思う。
『パイロットウイングス』くらいからだったら、ここまで難しいイメージは持たなかったはずなのに。
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