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企業ブログを「会話形式」で書いてみて気付いたこと

こんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのとっかりです。

私は普段、マーケティング業務の一環としてnoteやブログ記事の執筆をさせていただいているのですが、この度「会話形式」なるものに初挑戦してみました。

そこで苦労したことや気付いたことについて、今回はみなさんに共有したいと思います。


そもそも「会話形式」とは

そうです、これです。ネットで何かを検索したとき、こういう吹き出しが並んでいるタイプの記事に行き当たったことはありませんか?

このnoteのように誰か一人が何かをつらつらと説明するのではなく、まるでキャラクター同士が会話しているかのように話が進んで行くという特殊な形のブログのことです。

「会話形式」にするメリットは、難しいトピックでもすんなり読んでもらいやすいこと。他にも、個性を出せるので他と差別化しやすいことや、親しみを持ってもらいやすいこと等が挙げられます。

今回は、フジプラスが運営するECサービス「DMステーション」のサイト内で更新している「DMSブログ」の記事を会話形式で執筆しました。
DM(ダイレクトメール)に関する内容は一般の方にはとっつきにくいことが多いので、上記の効果を狙ってのチャレンジです。

ちなみに喋っているのはDMステーションのオリジナルキャラクター、
ヤギの双子「でぃちゃん」&「えむくん」姉弟です。かわいい。
二人についての詳細はこちらからどうぞ。

白ヤギが「でぃちゃん」、黒ヤギが「えむくん」です。
DMを食べたりはしません。


気付き① キャラ付けが大変

まず私がぶち当たった壁はこれでした。

二人のざっくりした設定は、でぃちゃんえむくんを生み出してくれた社内のデザイナーが考えてくれていたのですが、”元気”とか”大人しい”とかだけでは、二人を「喋らせる」ことができません。

どんな風に喋ってどんな掛け合いをするのか?口調やテンションは?など、二人の空気感をイチから作り上げるのはなかなか大変でした。二人をどのようなキャラクターにするかは、今後の活動のしやすさを左右しますからね。

悩み抜いた結果は実際のブログでご確認ください。関西弁にするかも迷いましたが(フジプラスの本社は大阪にあるのです)、今後の使いやすさを考え結局標準語に。


気付き② 「うざい」と感じさせない塩梅を見つけるべき

「会話形式」のブログにするメリットは先ほども述べた通りなのですが、その一方で、Googleの検索ボックスに「会話形式 ブログ」と入れると、下記のようなサジェストが出てきます。

悲しい

そう、会話形式のブログは一部の読者からはうざがられているのです。
この記事を読んでくださっているみなさんの中にも、同じ気持ちを抱いている方がいらっしゃるかもしれません。

原因はいくつか考えられます。

  • 茶番がサムい

  • 早く結論を知りたいのになかなか辿り着かない

  • スマホで読む時、吹き出しのせいでスクロールが大変

  • 記事の執筆者が自分だけの世界にどっぷりはまっている etc…

私も上記の理由でやだな~と感じたことが確かにあります。
そこで、今回のブログは下記を意識して書くことにしました。

  • ちょっとした茶番は「親しみ感の演出」の範囲に抑える

  • セリフの文字量を多くしすぎず、テンポ良く

  • 日を置いて原稿を読み返す

いくらうざがられやすいとは言え、会話形式であることの良さはキャラクター同士のお喋りによる「親しみ」や「とっつきやすさ」です。これらがブログを読みやすくさせてくれるわけなので、一切合切取り払ってしまっては肝心の良さが活かせません。

これらの工夫で「いい塩梅」を見つけることが、うざがられないブログを書く秘訣ではないでしょうか。

ちなみに、日を置いて読み返すというのはかなりおすすめですよ。冷静な頭で読み返すことができますからね(大幅な書き直しをすることもしばしば…)。

気付き③ 口語でいいので案外書きやすい

①のキャラ付けが決まり、②の塩梅が自分なりに見つかれば、あとは意外にもすいすい書けてしまいました。

というのも、普段は企業ブログということもあって、ある程度きっちりした、悪く言えばおカタい文体になってしまうのですが、会話形式であればあくまでもキャラ同士のお喋りなので、口語(日常会話での"話し言葉"のこと)で良いわけです。

あとは、無駄に接続詞をつけなくていいという気付きもありました。
このnoteでも「というのも~」とか「あとは~」とかを文章同士をスムーズに繋ぐために使っていますが、「会話」だとそれが必要ないのですよね。なんだかんだ、説明が短く済んだように思います。


気付き④ 「会話形式」は読み手に寄り添ってくれる

最後に、私が気付いたもう一つの「会話形式」のメリットについて。

色んな会話形式のブログを読んでいて分かりましたが、出てくるキャラクターはなんでも知ってる「博士タイプ」とまだまだ勉強中の「助手タイプ」に分かれていることが一般的なようです。その「助手」のような「なにもわかっていない人」の存在が私を勇気づけてくれることがたくさんありました。

こういうやりとりのことですね

いわゆる普通のブログは、物知りな誰かが読み手に向かって一方的に解説するものですから、場合によっては押し付けがましく感じることがあります。
でも、『〇〇?なにそれ?』と自分の気持ちを代弁してくれる味方がいるだけで、難しい内容でも受け入れやすくなったように感じられたのです。
これもまた「会話形式」の大きなメリットではないでしょうか。

企業ブログの書き方や読者の増やし方に悩んでいる方は、ぜひ一度「会話形式」にチャレンジしてみてくださいね。


私が試行錯誤したブログはこちら↓からお読みいただけます。

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