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伝えるということ

ようやく本格的な寒さが到来したかと思えば、あっという間に年の瀬も近づいてきましたね。

フジプラスコンタクトセンターのスイです。
私事ですが、先日島根に旅行に行ってきました。

雪も降っていて凍えるような寒さだったのですが、ゆるやかな時の流れに身を置いて贅沢な時間を過ごしました。

旅の目的は、すばり「美術館巡り」です。
島根には水との調和をテーマにした「島根県立美術館」や、日本一の庭園が有名な「足立美術館」など魅力的な美術館が沢山あります。

美術館で感じたこと

人の少ない静かな空間で作品を鑑賞する時間はあまりにも有意義でした。
休日に都会で人気の美術館に行くとあまりの人の多さに絵画を見るだけで精一杯...なんてときもあるので、自分の好きなタイミングで好きなだけ作品に没入できるのはすごくいいなと思いました。

そして、人が多いとなかなかじっくり読み込むことのできない「キャプション」。今回、島根の美術館でこの「キャプション」の魅力をあらためて感じました。

想像力を掻き立てる「ことば」

足立美術館で開催されている『日本画家のことばと作品』という展示を拝見しました。

この展示は、数々の日本画の作品とともに、それぞれの画家が遺したことばも併せて知ることができるというもの。
一般的なキャプションは作品の解説が細かく書かれていることが多いですが、この展示に添えられているキャプションは画家が生きているあいだに遺したことばのみ。
多くを書き過ぎていないことで、画家の人となりや考え・作品の意図を想像する余白を残してくれているところが素敵だと感じました。

実際は違うとしても「これはこういう考えから発したことばかもしれない」とか「この部分にはこういう意図があるのかな?」など、いろんな想像ができて自分の中の解釈が広がりました。
絵画そのものだけでなく、絵画をとりまく全ての空間の要素が合わさって初めて一つの作品になり、多くの人に伝わっていくのだと思いました。

伝える工夫

キャプションに限らず、デザインにおいても人と対話する上でも「伝え方」ってとても大切です。
一気に伝えすぎると一方的になってしまうけど、伝えなさすぎるとなかなか関心を持ってもらえなかったり誤解を生む可能性がある。
バランスが難しいと感じることもありますが、その伝え方にこそ人となりや個性が現れると思うので、何に対しても伝える努力は惜しまない人間でありたいなと思います。

伝えるためのグッズ

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