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継承の森

1月にジュニアトレイルランを開催させていただく田浦梅の里。

西側の斜面は森になっており、とても静かで落ち着く場所だ。
梅林や海を見晴らせる広場とはガラリと雰囲気が変わる。

このコントラストがこの場所の魅力だと思ってジュニアトレイルランでも、西側の森を走らせてもらっている。

この森は「継承の森」と呼ばれている。直感的にいいなと思ってコースに加えたのだけど、継承の森という名称は今年になってから知った。

どのような場所か

・将来へ引き継いでいく「みどり」の象徴とするため。
・「みどり」や「自然」を大切に思う意識を将来へ引き継ぎ、それらを守り・育て・生かすための活動のモデル事業を実践する場とするため。

とある。
*横須賀市websiteより

ジュニアトレイルランを行うにはぴったりの場所だ。

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利用にあたっての課題がなかったわけではない。

継承の森は全体的に道が痩せており、勾配がある。

そのため、ここを走ると道が崩れたり、子供たちが怪我するのではないか?と心配されたのだ。

利用者の大半は梅林を通り、見晴らしで景色を眺め、そして二子山方面へ向かう。もしくは二子山側から梅林へ向かう。

継承の森は通行量が少ないのだ。

当然、メンテナンスも利用者の多いほうが優先となる。

実際に道を歩き、確かめ、そこまで心配するほど危険ではないので利用の許可をいただいた。また、せっかくお借りするのだから事故なくイベントを終わらせたいし、地元の皆さんにも喜んでいただきたい。そこで、整備と試走のイベントを立ち上げた。

このイベントが1日で満員になった。

走るだけでなく、フィールドを大切にする子達が着実に増えているのだ。

整備の時には、今回整備する場所が継承の森と呼ばれ、未来に残したい場所であること、そこをみんなで整備して走るんだよ。きちんと伝えたいと思う。

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恩賜林

今回紹介した継承の森と同じような場所は他にもある。
山梨県の恩賜林だ。

山梨県でトレイルランの大会運営をさせていただいているが、打ち合わせなどの際によく聞く言葉だ。山梨県の皆さんは恩賜林に誇りを持ちとても大切にしている。

以下、山梨県websiteより引用

明治の末、本県では大水害が相次ぎ、このため県民は、大変苦しい生活を余儀なくされていました。

この様子を知った明治天皇は、明治44年3月11日、県下の御料地のうち16万4千ha(台帳面積約298,200町歩)を県民の暮らしの復興のため、本県に御下賜されました。

これが県有林の基となっており、一般には恩賜林と呼ばれています。

県土の約3分の1を占める恩賜林は、先人達のたゆまぬ努力により守り育てられ、県土の保全や、林産物の供給を通じて、本県の発展に大きく貢献してきました。さらに近年では、森林の有する安定した水資源の確保や人々に潤いと安らぎを与える効果など様々な機能も重視されています。

2021年はより多様な楽しみ方を伝えたい。

ジュニアトレイルランでは「強く優しいランナー」になることを大切にしている。

山を走ることを通じて、レースの勝ち負けを超えていろんなことを感じて欲しいし、たくさんのことにチャレンジするようになって欲しいと思っている。

10年続けてきて、ここのところ、走るだけでなくフィールドを大切にすることへの理解も進んでいる手応えを感じる。

2021年はレース以外の部分でも子どもたちと一緒に色々と取り組みたいと思う。

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今後の予定 

12/1(火)~開催中 Happy Holiday Run Online Challenge
*1月スタート分のエントリー受付中!
1/31(日)ジュニアトレイルラン横須賀田浦大会(満員御礼)
4/14(日)第6回KANAGAWA Jr TRAILRUN in 逗子・神武寺


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2017-04-28 18.07.02 のコピー


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